TikTok(ティックトック)による被害の返金方法・手順・相談窓口【最終手段は弁護士・司法書士】

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騙された!?TikTok(ティックトック)の詐欺被害にあった場合の解決方法と手順【騙し取られたお金を取り返す・取り戻す】

目次

インターネットの発展とともに、人々のコミュニケーションの形も大きく変化を遂げてきた。
ネット時代の象徴とも言えるのがSNSの存在だ。
以前はネットを介したコミュニケーションはメールや掲示板といったものだったが、スマホが爆発的に普及したのをきっかけにSNS利用者も激増。
世界中のSNSユーザーとのリアルタイムで刺激的なコミュニケーションが可能となり、今や個人のコミュニケーションツールはSNSにとって変わったと言っても過言ではない。
特に日本においては「LINE」が登場したことで、スマホを持つ人のほとんどがLINEに連絡方法を乗り換えているという事実もあることから、SNSの浸透ぶりがわかるだろう。

SNSと一言で言っても世の中には多くの種類が存在している。
数多くのSNSの中でも、近年メキメキと知名度を上げ、ユーザー数も鰻登りなのがTikTokだ。
2017年スタートと比較的新しいSNSプラットフォームでありながら、2021年9月時点で全世界ユーザー数は10億人を超えたと言われている。
短かな動画を投稿・閲覧できるのが特徴で、主に10代〜20代の若い世代に強い支持を得ているSNSだ。
多くのフォロワーを持つ人気のユーザーは「ティックトッカー」と呼ばれ絶大な影響力を持ち、ティックトックから芸能人や歌手になるという経歴を持つ人もしばしば現れるほど。
他のSNSで有名になったインフルエンサーも次々とTikTokに参入し、今やネットを活動の中心とする人々にとって不可欠なツールの一つと言えるだろう。

そんなTikTokだが、ユーザーの増加、そして影響力の拡大に伴い詐欺やトラブルの数も増えてきている。
SNSをきっかけとした詐欺トラブルはFacebookやTwitterといった他のサービスでももちろん起きている問題だが、TikTokで起きている詐欺は10代を中心とした若者をターゲットにしており、他のSNSにない特徴が見られる。
人気者になりたい、憧れのインフルエンサーに近づきたい、芸能人と繋がってみたい…そんな若者の純粋な思いを利用する詐欺が多発しており、保護者の許可なく大金を使い込む事例など社会的にも問題視されている。
今回はTikTokで起きている詐欺に焦点を当て、トラブルの種類や手口に関して解説を進めるとともに、万が一騙されてしまった時の対策についてもまとめている。
TikTokを使っている人、また自分の子供がTikTokを使っていて心配な親の立場の人にもぜひ読んでいただきたい。

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TikTok(ティックトック)の詐欺とは?

TikTokとはいわゆるTwitterやInstagramのようなSNSの中の一つである。
文字投稿のTwitter、写真がメインのInstagramとそれぞれに特徴があるように、TikTokは10〜60秒ほどのショートムービーの投稿・閲覧に特化したサービスだ。
撮影や加工・編集はTikTokアプリ内で全て完結することができ、その操作も非常に感覚的に行えるようになっている。
尺の短さ、コンテンツ内容、そして投稿の手軽さという点で、同じく動画を投稿するYoutubeともまた異なる発信ができるツールである。

以前に比べネット環境の整備が進んだことで、人々のニーズが文字や写真から動画コンテンツに移ってきていることもあり、TikTokの人気は時代の流行にも後押しされているとも考えられる。
さらには、難しい動画編集作業なしにダンスや歌、メイクなど様々な自己表現が世界に向けて発信できるという点も、若い世代の承認欲求を刺激するポイントの一つだろう。
また、フォローフォロワーの関係になくとも、TikTokアプリが自動的におすすめ投稿を次々と表示する機能があることから、たとえ知名度が低い人でも非常に多くの人の目にとまる可能性があるというのも、ユーザーの投稿モチベーションを高めるのに一役買っている。

若者を中心に爆発的にユーザー数を伸ばしたTikTokは今や社会的にも大きな影響力を持つほどのプラットフォームとして、SNS界隈でも独自の存在感を放っている。
TikTokをきっかけに芸能人やモデルとして活躍を始める人もおり、芸能界デビューを夢みる人、次なるスターを探すプロダクションからも熱い視線が注がれる。
ユーザー数で言えばInstagramやFacebookなどには敵わないが、若者のカルチャーの中心にあるのはTikTokと言っても過言ではない。

TikTokの運営会社情報

世界的ブームを巻き起こしているTikTokだが、実は運営会社は中国の企業である。

会社名 ByteDance Ltd.
所在地 中国
設立 2012年3月
代表取締役CEO 梁汝波
事業内容 情報通信業
提供しているサービス 今日头条
西瓜视频
TikTok / 抖音
BuzzVideo
Vigo Video
Helo
関係子会社 TikTok Ltd.(Cayman)
Lark Technologies Ltd.(Cayman)
Lemon Inc. (Cayman)
ByteDance Inc. (US)
Bytedance (HK) Limited

2016年に中国版TikTokである抖音(Douyin)をリリース、翌年に全世界に向けてTikTokのサービスを開始した。
瞬く間に話題になったTikTokはメキメキとユーザーを増やし、リリースの次の年である2018年には全世界のユーザー数が5億人を突破するという驚異的な人気を獲得した。

もちろんTikTokだけにとどまらず様々なサービスを展開しており、今や世界的に有名な企業の一つとも言えるほどの成長である。

TikTokで詐欺は起きている?ネットの声からみる実情

企業情報からもわかるように、TikTok自体は世界的企業による運営で成り立っているサービスであり、TikTok自体が詐欺であるわけではない。
しかし非常に多くのユーザーを抱えるTikTokであるがゆえに、トラブルも少なからず起きているのは確かなようだ。
ネットの声からその実情を探ってみよう。

アカウント乗っ取り、偽物の出現などのトラブル

他のSNSでも多発しているアカウントの乗っ取りや偽物アカウントの詐欺は、やはりTikTokでも例外なく起きている。
中には人気アカウントが乗っ取られたことで、そのフォロワーたちに被害が拡大するという二次被害も発生しているようだ。

ゲームアカウントの販売に関する詐欺報告の声も

TikTokでは人気オンラインゲームの動画をアップしている人もたくさんいる。
強いアカウント、魅力的なアイテムを持っているアカウントを売りますと言ってお金を騙し取る手口も散見された。

TikTokで成功したい人向けの詐欺情報商材やコンサルの被害

TikTokで人気になって、芸能界デビューをしたい人や収益化でお金を稼ぎたい人に対し、「必ず成功できる」と情報商材やコンサルを持ちかけお金を騙し取るという被害も起きているようだ。
人の欲望や夢につけ込むという非常に許し難い詐欺である。

TikTokのDMでプリペイドカード番号を聞かれる等の金銭的被害

「○○のプリカ10000円分を送ってくれたら倍にして返す」等とTikTok上で呼びかける、いかにも怪しいアカウントも多く発生している。
もちろん、指定の金額を送ったところで返信なく、お金も手に入ることはない。

以上のネットの声はもちろん多くの声の中の一部であり、TikTokでは多種多様な詐欺が多発していることが予想できる。
では、次項からTikTokで起きている主な詐欺について、種類や手口を詳しく解説していこう。

TikTokの詐欺の種類について

アカウントの乗っ取り、なりすまし詐欺

アカウントの乗っ取りやなりすましは有名企業やインフルエンサーだけが狙われるものではない。
現に、個人の趣味範囲でTikTokを楽しんでいるアカウントも乗っ取り被害に見舞われている。
その数も決して少なくなく、Twitterなどを見ると愛着のあるアカウントを乗っ取られたと悲しい思いをしている人の多さに驚くほどだ。

アカウントを乗っとることで個人情報を盗み出したり、動画をコピーして悪用されてしまう恐れがある。
また、誰かになりすまして他のアカウントに近付き、フィッシングサイトや有害サイトに誘導するという目的の詐欺も存在する。

アカウントの乗っ取りに関してはTikTok公式が盗まれないための工夫や乗っ取られた時の対策についてまとめているため、こちらのページを読むとわかりやすいだろう。

アカウント乗っ取りを防ぐための方法|TikTok

「TikTokで成功する」と銘打った情報商材やコンサル詐欺

他のSNS同様、人気のあるインフルエンサーはTikTokでの活動で収益を得られるビジネスモデルが確立されている。
また、TikTokで爆発的に流行することで芸能界デビューの切符を手にするティックトッカーも少なからず存在しており、それに憧れてTikTokを始める10代の若者も多い。

そんな10代をターゲットに、

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等の甘い言葉を投げかけ、情報商材を購入させたり、高額のコンサル料を騙し取るという詐欺も起きているのだ。

「確実」「絶対」のような強い言葉を多用するのは詐欺の常套手段であり、実際に必ず稼げる方法や絶対に芸能人になれる方法など存在するわけがなく、お金だけを無駄にしてしまう結果になる。

人気ゲームのアカウント売買詐欺

TikTokでは人気のオンラインゲームのプレイ動画をアップする人も多い。
この詐欺は、まず魅力的な装備品を持っていたり、なかなか自分ではできないくらいに強化されたゲームのキャラクターが活躍する動画をアップし、「このアカウント売ります」と売買取引を募る。
購入希望者が現れたら、まず代金分のプリペイドカードなどを買わせ、先にDMで番号を送るように指示する。
そして購入者がカード番号を送ったら、アカウントのログイン情報を送らずにそのまま相手のTikTokアカウントをブロックするなどして連絡を絶つというもの。

iTunesカードやAmazonギフト券などが支払いに指定されることが多いが、これらはカード番号を相手に知られた時点でもうお金を取り戻すことは難しい
「すごいアカウントを手に入れられるぞ」と期待したのも束の間、ただお金だけ騙し取られることになってしまう。

プリペイドカードの番号を送らせてお金を騙し取る詐欺

TikTokで報告が増えているのが、プリペイドカードの詐欺である。
「iTunesカード3000円分を送ってくれたら、倍額のAmazonギフト券にして返します」のような誘い文句が一般的だ。
もちろんこんな美味しい話があるわけがなく、上記のゲームアカウント売買と同じで購入したプリペイドカード番号を相手に伝えたら、ただその金額を奪われてしまうことになる。

少しでもお小遣いが欲しい中高生がこの詐欺に引っかかってしまう傾向がある
大人からすれば数千円は少額かもしれないが、10代の学生にすれば貴重なお金である。
せっかくなけなしのお金でプリペイドカードを買ったのに、詐欺師にとられてしまったら絶望しかないだろう。

悪徳なTikTokのフォロワー購入サービスによる詐欺

SNSで注目度を高めたり、人気アカウントの仲間入りをするために、フォロワーをお金で購入して増やすという手法が一部で用いられている。
そのためのサイトもいくつも存在しており、およそ一人当たり5円程度が相場とされているようだ。

しかし、当然のように販売サイトがあるにもかかわらず、実際はフォロワーを買って増やすというのはSNSの規約に反する行為であり、運営にバレるとせっかくのアカウントが凍結されてしまうリスクがある。
運営から疑われたり、怪しいと感じた他ユーザーに通報されないように、フォロワー数の自然な増加や日本人の実在アカウントのみ販売などを売りにしている「優良」サイトもあるほどである。

ただ、悪質なサイトでこのフォロワー購入を利用してしまうと、不自然な量産アカウントがばかりだったり、購入後爆蔵したフォロワー数が一気に減少したりとおかしな動きになったことで高い確率で凍結されてしまう。

もっとひどい場合は「フォロワー増やしませんか」と持ちかけて購入させたところで連絡先を決して逃亡してしまうことも。

TikTokの詐欺の手口について

人気インフルエンサーになりすまし、多くのフォロワーを詐欺に利用する

なりすましや乗っ取りの詐欺は人気のアカウントが狙われるケースが多い。
なぜなら、注目度が高い人やフォロワー数が多いアカウントを利用すれば、簡単に大きな影響力を持つことができるからだ。

誰だかわからないアカウントから急にDMが来ても無視する人がほとんどだが、もしそれが誰もが名前を知っている有名人や若者に人気のインフルエンサーだったら…思わず返信してしまうのではないだろうか。
特にTikTokは他のSNSに比べてもインフルエンサーの影響力が非常に強い効力を発揮する傾向があるため、このなりすましの詐欺は効率的に人を騙せる手口の一つとなる。

偽物だと気づけない人は「このサイトにぜひアクセスしてみて」「ここで買い物をしてみて」などと人気ティックトッカーから直接メッセージをもらったら、喜んで指示にしたがってしまう。
そこから悪質なサイトに誘導されて登録料などを支払わされたり、偽物ショッピングサイトで買い物詐欺に遭うのである。

TikTok公式や有名企業などになりすましてフィッシングでアカウントを奪う

フィッシングの手口として、主に2つが有名だ。
一つはTikTokの運営を装い、「アカウントが危険な状況に晒されているのでこちらから再ログインしてください」等の連絡をし、フィッシングサイトに誘導する手口。
そしてもう一つは、インフルエンサーやTikTokで収益化を目指す人たちへ「スポンサーになりたい」「芸能界に興味はないか」などと企業のふりをして連絡をし、フィッシングの餌食にするというものである。

これらの手口も、ある程度フォロワーを持つティックトッカーが狙われることが多く、フィッシングサイトで情報を入力してしまうとアカウントが乗っ取られてしまう。
乗っ取られたアカウントはフォロワーに向けて詐欺的なコンテンツを垂れ流したり、直接フォロワーに勧誘DMを送りつけるなど迷惑な行為を繰り返すようになる。

さらには、「アカウントを返して欲しければいくら払え」とアカウントを人質にとって支払いを強要するという被害に発展することもある。

「絶対稼げる」「芸能界デビュー確実」などの甘い言葉を多用する

「絶対」「誰でも簡単」「すぐに結果が出る」など、甘い言葉を使って人をおびき寄せるのは詐欺の常套手段である。
大人からすると根拠がなく信用できない言葉であっても、特に若い世代がほとんどを占めるTikTokにおいては、まだ「怪しい」と疑う心がない10代のユーザーが次々と餌食になっている。

多感な若者にとって、人気アカウントが膨大な再生数を叩き出してSNSを仕事としていたり、ティックトッカーが芸能界デビューするというこの界隈の世界観はあまりに刺激的だ。
それゆえ、「自分にもチャンスがあるかも」と甘い言葉に飛びついてしまうのも無理はないことである。
しかし、その結果貴重なお金も時間も無駄にすることになってしまうのだ。

人気の動画をコピーし詐欺に悪用

桁外れの再生数を叩き出している動画や、有名ティックトッカーによる動画などは何度も何度も再生され、自動で提案されるおすすめにもよく挙がってくるようになる。
そういった動画を無断でコピーし、勝手に詐欺アカウントでアップして再生数を稼ごうとするのも詐欺師による卑劣な手口だ。
動画の作成主が何時間も内容を考えて、撮り直しもしながら編集をしてアップする動画を、いとも簡単に利用して詐欺の餌に使うのだ。

再生数が上がれば、おすすめにピックアップされる可能性も高まり、最終的には多くの人の目に触れることで詐欺のカモが増えるという算段である。

また、ゲームの有名配信者のプレイ動画をコピーして自分の手柄のようにアップすることで、アカウント売買の購入者を釣るという手口も見られる。

TikTokのユーザーが本当に詐欺であるか、見分け方

アカウントにTikTokの認証バッジが付いているか

TikTokのアカウントが有名人や企業の公式のものである場合、TikTok運営によってアカウント名に認証バッジがつけられる。
認証バッジは希望者に簡単に付与されるものではないため、この認証バッジが付いているかどうかはアカウントが本物かどうかを見分ける一つの指標になる。

誰でも知っているほどの芸能人や大企業のアカウントのはずなのに、認証バッジもなくフォロワー数も少ないという場合はなりすましを疑った方が良い。
もしそのような怪しいアカウントからメッセージが来ても対応しないようにしよう。

投稿やDMのメッセージの日本語に違和感はないか

SNSを使った詐欺は日本人をターゲットとする外国人グループによって行われることも多い。
メッセージや投稿のために翻訳サイトを使うため日本語が直訳のようなおかしな表現になったり、メッセージのやりとりが日本人同士とは思えないほど困難になったりする。
あからさまに日本人の名前と写真を使ったアカウントなのに言葉遣いに違和感を感じたら、乗っ取りやなりすましによる詐欺である可能性が高い。

「絶対」「確実」「誰でも簡単」などの常套句を多用していないか

上記でも説明したように、「絶対できる」「確実に稼げる」というような言葉は詐欺の常套句である。
あまりにそのような甘い言葉を連発したり、取引等で渋ったらさらに畳みかけてくるようであれば、もうそれは詐欺師が人を騙すために言っているだけだと考えて良い。

TikTokで稼いだり、芸能界デビューしたりできるのは自分なりの努力を重ねた一部の人であり、情報商材やコンサルなどを受けただけで誰でも100%成功できるものではない。
甘い言葉には必ず裏がある。
魅力的な話はつい気持ちが揺らぎそうになるが、相手に付け込まれる前に関わりを持つのはやめよう。


TikTokで詐欺にあってしまったら状況・情報の整理をしよう【証拠集め・裏付け】

上記で紹介してきたように、TikTokの詐欺は多岐にわたり、被害の状況も人によって様々だ。
ただ、一つ言えるのは、どのような詐欺でも証拠集めをしておくことが大切だということ。

特にユーザー間の話し合いでは解決しない場合は第三者へ相談する必要が出てくる。
その時に相手の情報や詐欺の詳細についてしっかりと伝えられないと、話をスムーズに進めることができず時間を割くことになってしまう。
被害回復にはスピーディーな対応も重要であり、そのためにも事前にちゃんと情報をまとめておくことがポイントとなる。

  • 相手の情報
    TikTokアカウント名、プロフィールページのスクリーンショット
    情報商材やコンサルを提供している事業者名、事業者情報
    フォロワー購入サイトを利用した場合はサイト名、URLなど
  • 詐欺の詳細
    どのような詐欺にあったか、被害内容を書き出しておく
    金銭的被害にあった場合は金額がわかるもの(プリペイドカード購入時のレシート、クレジットカードや銀行振り込みの明細)
    情報商材やコンサル契約時の契約書などは捨てないこと
  • 相手とのやり取りの記録
    TikTokのDMやその他メールやLINE等でのやり取りはスクリーンショットしておく
    通話をした時には録音しておけばそれも証拠となる

これらの情報をまずは持っているだけリストアップし、他人が見てもわかりやすいよう種類ごとに分けてまとめておくとすぐに提出できる資料として役立つだろう。


問い合わせ相談窓口や電話・通報連絡先:実際にTikTokで詐欺にあった場合の解決方法と手順【どこに連絡・相談するべきか?】

①自力解決!?TikTokユーザー、TikTok運営へ直接問い合わせる【運営元とご自身でやり取り】

TikTokで詐欺やトラブルに巻き込まれた時、まだ相手と連絡が取れる状況であればまずは直接問い合わせをしてみよう。
トラブルの種類にもよるが、話し合いで解決ができる場合もある。

ただ、プリペイドカードの番号を既に送ってしまったり、乗っ取りをかけられてログインができない状況になったりしたら相手への問い合わせではどうにも解決できない。
自分自身の力では解決が難しいと感じたら、早い段階で次のステップへ進むことも大切だ。

相手に問い合わせをした際にはそのやりとりもしっかりとスクリーンショットで証拠として残すことを忘れずに。

TikTokの運営へ問題を報告、問い合わせをする

なりすましや乗っ取りのアカウント、不正にコピーされた動画などはTikTok運営に通報することでアカウントの停止等の措置が行われることがある。
通報はプロフィールや動画のシェアから簡単にできるので、偽アカウントや迷惑な動画などを見つけたらすぐに報告を行おう。

問題の報告についてまとめられたページがあるので、不明点があれば参照してほしい。

問題を報告|TikTok

また、通報だけでは解決できない問題に関しては、TikTok運営に直接問い合わせる必要がある。
その場合は、下記の方法でトラブルについて詳しく報告が行えるので、運営からの回答を待とう。

お問い合わせ、フィードバック、問題の報告を行うには:

1. 画面右下の「プロフィール」をタップします。
2. 画面右上の3本線のアイコンをタップします。
3. 「問題を報告」が表示されるまでスクロール。
4. トピックとサブトピックを選択。
5. 「その他」をタップ。
6. 「まだ問題がある」を選択。
引用:TikTok 問題が解決しない場合は?

メリット

  • 自分自身で交渉や話し合いをして解決できれば最も手間と時間がかからない方法
  • 乗っ取りや不正コピーなどの違反行為を行なっているアカウントを運営に報告すれば、アカウント停止措置がとられ被害拡大を防げる

デメリット

  • TikTok経由で物を購入したり、プリカ番号を送ってしまっても運営からの補償はない
  • 問い合わせやクレームを入れることで相手を刺激し、アカウントごと消して逃亡されてしまう危険も

②TikTokの詐欺について無料で相談できる窓口へ連絡・通報

TikTokのユーザーは若年層が多く、詐欺被害にあっても周りに相談できずに泣き寝入りになってしまうケースがよく見られる。
そうならないためにも、まずは親や友人など身近な人にきちんと相談をしよう。
そして詐欺について専門的に相談を受け付けている窓口へ連絡し、今後の流れについてしっかり決め動き出さねばならない。

下記で紹介する窓口は、どれも公的機関による運営で信頼できるものだ。
利用も無料なので気軽に連絡して話を聞いてもらおう。

消費者ホットライン

消費生活センターは消費者トラブルに関して幅広く相談を受け付けている。
TikTokでのアカウント売買、情報商材の購入、高額コンサルの契約に関しても対応範囲であり、解決に向けてのアドバイスを受けることができるだろう。
消費者ホットラインであれば「188(いやや)」とダイヤルするだけで全国どこからでもかけることができ、最寄りの消費生活センターへ取り次いでくれるのでスムーズに相談に移行できる。

消費生活センターでは主にアドバイスや専門機関の紹介を行なっているが、「あっせん」という相手と交渉がうまくいかない時などに間に介入して話し合いを手助けするサポートを受けられることも。

適格消費者団体

適格消費者団体は内閣総理大臣に認定されて設置されている団体である。
事業者に対して「差し止め請求」を行える権利を持ち、情報商材やコンサルの誇大広告や強引な契約勧誘などを差し止めることができる。
しつこい勧誘や脅しにも近い契約の強要などをやめさせることができれば、さらなる被害拡大を防ぐこともできるだろう。

被害者が複数いる詐欺であれば、被害者を集めて特定消費者団体から集団訴訟を起こすという選択肢も。
集団訴訟が起こせれば、弁護士費用をおさえながらも裁判によって被害回復を図ることができる。
同じ悪徳業者による金銭的被害に遭っている人がいないか、確認してみると良いだろう。

警察相談専用電話

詐欺や犯罪に関わる話は警察に相談するのが一番だ。
ただ、TikTokによる詐欺は緊急性が低いことがほとんどで110番を利用すべきではない。
そんな時は「#9110」の警察相談専用電話に連絡をしよう。

こちらの窓口はトラブルに悩む人の相談を受け、アドバイスや専門機関の紹介を行うことを目的としている。
緊急性が低い内容や、「もしかして詐欺かもしれない」と確信が持てない状況であっても利用可能なので気軽に相談してみてほしい。

もし解決に向けて被害届を出す必要が出てきたら、手続きについてもこの窓口で聞くことが可能だ。

メリット

  • 公的機関が設けている相談窓口で、無料で利用できる
  • 守秘義務により、他者に相談したことや詐欺被害についてバレることはないので安心
  • 専門的知識を持つ相談員が、各分野の視点から適切なアドバイスを行なってくれる

デメリット

  • 基本的にアドバイスを目的とした窓口であり、解決に直接動いてもらうことは難しい
  • 利用時間が決まっているため、平日の昼間に時間が取れない人は相談しにくい

③法律事務所への依頼で被害金を取り返す!!TikTokの詐欺について弁護士・司法書士へ相談

TikTokの詐欺は個人の力ではどうしようもないケースもある。
特に高額の被害を受けてしまったり、他のアカウントによる誹謗中傷や脅迫を受けて精神的苦痛を受けた場合は弁護士や司法書士の力を借りるのが一番である。
被害金を取り戻すほか、損害賠償や慰謝料請求など相手に対して法的に制裁を加えることも可能だ。

ただ、依頼には費用が発生するため安易に契約してしまうのはお勧めできない。
まずは費用面や解決に向けてどのような方法があるのか、弁護士・司法書士に直接確認をしてみてから本契約を進めるのが安心だ。
無料相談を設けている法律事務所も増えているので、まずは相談料がかからない事務所を選んでコンタクトを取ってみると良いだろう。

最近ではLINEのメッセージで相談を受け付けている場合もあり、法律事務所は以前に比べて身近な存在だ。
困っている時はぜひ気軽に一度相談をしてみよう。

メリット

  • 法律的な力がないと解決が難しいケースは弁護士・司法書士にお任せするのが一番
  • 被害金を取り戻すほか、法的に制裁を加えることもできる
  • 無料相談窓口やLINEでのコンタクトを設けている事務所もあり、気軽に利用できる

デメリット

  • 事前にしっかり費用面をすり合わせておかないと、大きく赤字を出してしまう場合も
  • 相手の情報がなかったり、被害から時間が経って相手が既に逃げてしまっている場合などは法律事務所でも解決は難しい

結論:TikTok(ティックトック)で詐欺に遭ったら一人で悩まないで!身近な人や相談窓口を頼ってしっかり被害に向き合おう

今回は若者に大人気のSNS、TikTokで起きている詐欺について解説を進めてきた。
TikTokで起きている詐欺は、人気のインフルエンサーになりすましたり、芸能事務所を装って近づいたりと若い世代の「憧れ」や「夢」を利用する傾向がある。
他のSNSに比べ10代の被害が多いことから見ても、若者世代に絶大な影響力を持っていることは明らかだ。
詐欺に引っかかってしまった学生世代の若者は、その後ろめたさから親にも相談できず一人で悩んでしまいがちだ。
その結果発覚が遅れ、既に解決できない状況になってしまうことも少なくない。
被害者が泣き寝入りすることでさらに詐欺師は被害を拡大させていくため、どうか勇気をもってまずは親や友人など身近な人に相談してほしい。

今回紹介した公的機関の無料相談窓口なら、お金もかからず安心して利用できるので解決の足がかりに最適だ。
各機関の相談員が被害内容に合わせて適切なアドバイスを行なってくれるので、きっと被害回復への道筋が見えてくるはずである。
場合によっては法律事務所への依頼も検討するなど、第三者の力を上手に使っていこう。
とにかく「自分だけでなんとかしなきゃ」と悩むことが一番悪手で、解決を遠ざけてしまう。
一人で抱え込まず、勇気を出して解決への一歩を踏み出そう。

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