騙された!?偽ブランド品詐欺、偽販売サイトの詐欺被害にあった場合の解決方法と手順【騙し取られたお金を取り返す・取り戻す】
目次
- 1 騙された!?偽ブランド品詐欺、偽販売サイトの詐欺被害にあった場合の解決方法と手順【騙し取られたお金を取り返す・取り戻す】
- 2 偽ブランド品詐欺、偽販売サイト詐欺とは?
- 3 問い合わせ相談窓口や電話・通報連絡先:実際に偽ブランド品詐欺、偽販売サイト詐欺にあった場合の解決方法と手順【どこに連絡・相談するべきか?】
- 4 結論:ネットに溢れる偽ブランドや偽ブランドサイトの詐欺…高額商品を買う際は慎重に検討しよう
インターネットを介した買い物は、ネットの発展やスマホの普及に伴いますますカテゴリを広げ、今やネットショッピングで買えないものなど無いとすら言われるほどだ。
家にいるときにパソコンで買い物をするだけでなく、今はスマホを使えば出先でいつでも簡単にショッピングができる。
思い立ったときにすぐ買い物ができるという環境は、人々の生活の質を大きく向上させた。
安全性の面も進化がめざましく、以前ならネットで買うのには抵抗を感じる人が多い「高級ブランド品」「プレミアがついているアイテム」などの商品も多く扱われるようになった。
ブランド公式サイト、セレクトショップの通販サイト、フリマアプリ、オークションサイトなど様々なところで、高額な商品が日々取引されている。
実際に店舗に足を運んだり、遠くにしかお店がなく泣く泣く我慢したりということなく、欲しい商品がネットで買えるというのはブランドファンやレアアイテムを欲する人にとってありがたい状況であろう。
しかし、実際のところ「届いた商品が偽物だった」「本物そっくりの偽サイトで買い物をしてしまった」というトラブルが、いまだ消費生活センターや警察には寄せられている。
いくらインターネットが発展し売買取引の安全性が向上していても、詐欺の手口が巧妙化するスピードも早く、全てを根絶することができないのである。
高いお金を出して偽物を買わされたり、偽サイトにお金を騙し取られないためには消費者側にも心構えが必要となってきている。
今回はネットショッピング時の偽物売買・偽サイトによる詐欺被害についてその種類や手口についてまとめ、被害に遭わないために気を付けるポイントや困った時の相談先についても紹介していく。
大切なお金を詐欺師に奪われないために、ぜひ目を通して詐欺の実情について知識をつけよう。
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偽ブランド品詐欺、偽販売サイト詐欺とは?
「偽物」によるトラブルというものは、ネットショッピングに限った話ではなく昔から起き続けている詐欺である。
海外旅行の際にお土産で購入した高級ブランド品が偽物であった、露店や怪しいお店で安く買った商品が偽物だったという詐欺被害は多く、身近で起きたことがある人も少なくないのではないだろうか。
ネットや通販でさらにその詐欺被害が拡大している理由として、「商品を直接見られない」「本物かどうかの確認がネットを介してでは難しい」という点がある。
- 商品を直接手に取ったり、店員にその場で質問をすることができない
- ネット掲載の写真は偽装が容易
- 「正規品」「正規品販売店」と書かれていてもその証拠が確かなのか疑わしい
直接商品を手に取ることができないネットショッピングにおいては、本物かどうかの見極めがより難しくなってしまう。
また、最近増加傾向にあるのが「公式ショップを模した偽サイト」による被害だ。
ページデザインや文字のフォント、ロゴなどを本物そっくりに作り上げ、パッと見ただけでは違いがわからない。
知らず知らずのうちに偽サイトで買い物をしてしまい、被害にあうというものである。
もちろん送られてくるものは偽物、最悪何も発送されずお金や個人情報を盗まれてしまうことも。
- 参考例:偽物が出回っている商品(ハイブランド、メーカー)
- ロレックスの高級腕時計
- オメガの高級腕時計
- ナイキのスニーカー
- シュプリーム (Supreme)
- Apple AirPods
- ルイ・ヴィトン
- HERMES(エルメス)のバーキン、シェーヌダンクルブレスレット
- Ray-Ban(レイバン)のサングラス
- モンクレール
気をつけていても引っかかる?!偽物販売、偽サイト被害の実情について
「自分はブランドに詳しいので偽物はすぐわかる」「ネットショッピングには慣れているし偽サイトなんて見分けられる」といった自信がある人ほど危ないのがこの詐欺である。
ちょっとした情報の見逃しが命取りになることもあり、特に普段よく使ったり身近な人がおすすめしているようなショップではなく初めての店での購入、フリマアプリやオークションサイトでの個人売買に関しては慎重な姿勢で臨む必要がある。
実際に偽ブランド品や偽物商品による被害で悔しい思いをする人は世の中に常に溢れており、その証拠にネットでは下記で紹介するような声がたくさん聞かれるのだ。
偽物が送られてきた!ブランド品の偽物を買ってしまったという被害
ネットで注文したstussyのパーカー
全然違うの届いて発狂してる
どこぞの国で作られた偽物がうちに届いた
あーあ。kemioがグッチの偽物買っちゃった動画見て学んだはずなのに
ネットに上がってた写真と全然違うじゃねぇか@mmkemio pic.twitter.com/Rb0j5KNpTD— x_x (@x0_0x0_0) August 30, 2020
「ニセモノモンブラン🖋に注意」
モンブランの万年筆🖋欲しいな〜って思ってネットで探していたら、ヤフオクで新品8000円で出品されてた。まあ、その10倍はするようなものがそんなに安く売ってるわけないと疑うのが普通なんだろうけど、私買っちゃったの。届いて見てみたら、偽物だった。悔しかった! pic.twitter.com/bXPWCJOxkh
— おえつ (@oetsudayo) August 14, 2018
ナイキのスニーカー。ネットで人気のお店で購入したのだが、数日、履いただけで、あちらこちらが剥げてきた。人気ランキングでもトップのお店だから信用したのが間違いだった。やけに安いので、不安に思ったけど、安さに負けてしまった。偽物を売るお店が、ネットで人気店とは呆れた。#nike
— kerokeor (@kerokeor) February 2, 2011
ネット通販でAirPods買ったんですよ。
2分おきくらいに切断するわ充電表示バグってるわでアップルストア持っていったら、なんでも箱は多分本物だけど中身偽物だとか。
新品ほぼ定価で売ってたから信じちゃったよ!やっぱこういうのは不精せずに直営で買った方がいいんだなぁ pic.twitter.com/wMSO1NBSCg— はむ (@sasakama_nabe) February 1, 2020
ネットで購入した商品が、届いてみたら偽物だったという詐欺の報告の多さは目を見張るものがある。
高級ブランドのアイテム、人気のファッショングッズ、家電や食品まで、偽物の被害のカテゴリは幅広い。
一般的に高価な商品を少し安い値段で売り出すというケースが多いが、例え元々安価な商品であったとしても油断はできない。
公式サイトと思ったら…?偽ブランドサイト、偽メーカーサイトにも注意が必要
きた!笑
偽サイトと気付かずに買っちゃったやつ
レイバンのパッチモン(たぶん)
中国からの発送です(笑) pic.twitter.com/ub8FJAubkH— 小舘佳昇 コダテマン ゲーム大好き (@kodatemam) October 15, 2016
こういった@ が来ても、絶対にリンク(URL)を開かないで下さい!
リンクを開くと偽ブランドサイトに誘導され、ツイ垢乗っ取られるスバムです。
もし、乗っ取られたら、慌てずにTwitterパスワード変更して下さい! pic.twitter.com/xV9bpvvRxt
— まゆ (@mayumi_0529) June 22, 2015
先日スマホでネットを見ていたらヴィトンの財布が1万円台で買えるって怪しげな広告が。絶対偽物やん…(ーー;)
ちなみにインスタにはこういった怪しげな広告が多いようで、ヤフー知恵袋を見るとこの件に関する質問がかなり多い(「インスタ 広告詐欺」で検索すると結構出てくる)。— ちくわ🥬💙🌳 (@chikuwa_purple) September 27, 2021
昨日、奥さんがネットの詐欺にあいましま😭
アイリスオーヤマの偽サイトで1万円の商品を購入!
確認メールが来なくて、疑問に思い!
サイトの記載の連絡先に問い合わせしたら使われてない!
アイリスオーヤマのHPから問い合わせしたらそのような商品は取り扱ってないと❗️
皆様も気をつけて下さい!— ボン✨真心運ぶマッスル配達員 (@bonchanasuran) September 3, 2021
ブランド公式サイトや有名なメーカーサイトだと思い安心して買い物をしたら、そもそもサイト自体が真っ赤な偽物でお金を騙し取られてしまうという詐欺も近年増加傾向だ。
SNSやweb広告から偽サイトへ誘導されてしまうケースもあり、注意を呼びかける人もいる。
偽サイトによる被害は騙されたと気付くのが遅くなるパターンも多く、被害回復が間に合わないという悔しい結果になることも。
以上のことから分かるように、ネット通販による偽物の販売や偽ブランドサイトによる詐欺被害は、他人事だと思っていると思わぬところで痛い目にあう可能性がある。
詐欺が実在しているという知識や意識を持ち、しっかりと商品やサイトを見極めるのが大切だ。
偽ブランド品詐欺、偽販売サイト詐欺の種類について
偽物の商品を売りつける詐欺
販売の形式を問わず、様々なところで頻発しているのが偽物を販売する詐欺だ。
高級ブランドのバッグや靴、人気ブランドの洋服や限定グッズ、レアなトレーディングカード、そして食品までとにかくどこにでも偽物は存在していると言って良い。
- Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天などに出店しているショップ
- フリマアプリ、オークションサイトなどの個人売買
- 大手のサービスに属さない単独で立ち上げている通販サイト
- 掲示板やSNSで持ちかけられる取引
フリマアプリや、SNSなどを使った個人売買に関しては慎重になる人も多いが、意外な落とし穴が大手のショッピングサービスに出店している店での買い物だ。
有名なサイトなので大丈夫と簡単に信用してしまうのは非常に危険である。
実際大手の総合ショッピングサイトであっても偽物の出品による被害は続出している。
ブランドやメーカー公式サイトそっくりの偽サイトで買い物をさせる詐欺
商品だけでなく、そもそもサイト自体が偽物であるという詐欺。
有名ブランドの公式サイトを模したページを作成することで、公式サイトだと思い込んだ人は安心して高価な商品でも気軽に購入してしまう。
また、大手通販サイトや有名メーカーの偽サイトも報告が上がっている。
「偽のサイトなんて見ればわかるでしょ」と気楽に構えていると、実際に近年増えている偽サイトの精巧さ、巧妙さに驚くことになる。
ロゴやページレイアウト、フォントまで細かく模倣して作られた偽サイトは、パッと見ただけでは公式との違いがわからないほどだ。
さらには偽サイトは偽物の販売だけでなく、個人情報の抜き取りも目的としていることがあり、引っかかってしまうとお金を失うだけでなくさらなる重大な被害を被る可能性も考えられる。
偽ブランド品詐欺、偽販売サイト詐欺の手口について
偽物を送りつけ、クレームが来たらサイトやアカウントを消して逃亡
偽物が手元に届いたことに気づいた購入者は、販売元へクレームを入れ返金や返品・交換を申し出ることになる。
しかし、この時点ですでにやり取りができる方法を全て消し、購入者からコンタクトが来る前に逃亡するというのが詐欺師の常套手段の一つだ。
ショッピングサイトから店ごと撤退、フリマアプリのアカウントを消去、偽サイトをサイトごと消すなど、詐欺の証拠も残さないよう根こそぎ消して逃げてしまうので、購入者は打つ手がなく泣き寝入りになってしまう。
SNSの広告やDMで偽販売サイトのURLを送りつけて誘導する
ブランド公式サイトや目当ての通販サイトにアクセスしたい時、ネット検索をかければ最上段にはもちろん本物が出てくる。
偽物のサイトが公式を差し置いて上に出てくることはほぼ考えられないため、ネット検索結果から偽サイトを訪問させるのは難しいだろう。
では、どうやって偽の通販サイトへアクセスさせるのかというと、web広告がメインの方法となる。
公式サイトのデザインを模した広告バナーをネット上に表示し、それを見た人を偽サイトへ誘導するのである。
また、SNSのDMやメッセージ機能を使い、直接偽サイトのURLを送りつけるという手口も見られる。
知らない人から突然URL入りのメッセージが来た場合はほぼ確実に何かしらの詐欺行為を目的としていると考えた方が良い。
相場より安い価格、もう購入できないプレミア商品などで客を釣る
ネットショッピングを活用している人は、実店舗で買うよりもお得に買いたい、いろいろな店の価格を比較して一円でも安く買いたいと考える人が多い。
よって、相場よりも安い価格につられて偽物をつかまされたり、お得さをアピールする広告をクリックして偽サイトで買い物をしてしまったりするのである。
お得な価格の裏には何かしらの悪事が隠れていると冷静に考えないと、安く買ったつもりが大きな損害を被ることになってしまう。
また、価格の他に購買意欲を高めるのは「プレミア性」だ。
二度と購入できない限定品や、有名人のサイン入り商品、滅多に出回らない生産数が少ないものなど、「今買わなきゃ!」と焦らせるようなプレミア性をもったアイテムを出汁に使うのも詐欺のお決まりの手法である。
偽サイトの購入者に入力させた個人情報の悪用
本物そっくりの精巧な偽サイトを作るのは、購入者を信用させて買い物をさせる以外に、個人情報を入力させて盗むという目的もある。
会員登録と称して氏名や住所、電話番号、クレジットカード情報などを入力させ、お金だけでなく個人情報も抜き取るのだ。
入力した個人情報は、悪徳業者に売り付けたりクレジットカードを不正に利用したりと様々な悪事に利用されてしまう。
偽ブランド品詐欺、偽販売サイトの見分け方
購入前に販売事業者の情報を確認する
ネットで商品を販売するには「特定商取引法に基づく表記」が必要となるため、事業者(個人)名、住所、連絡先などをサイトに記載しなければならない。
そもそもこの事業者情報の記載がない時点でおかしいので、見つからない場合は買い物はやめておこう。
事業者情報が記載されていても、その住所や連絡先が本当に実在するものなのかどうかが重要だ。
少しでも違和感があるショップや、ブランド商品など高額な買い物をしようとする場合は、事業者名や住所などで検索をかけてみることをおすすめする。
でたらめな住所や電話番号を記載していないかどうか、事業者名で検索するとちゃんと会社が存在しているのかを確認できたら一つ購入へ足を進めても良いだろう。
また、ショップ名や事業者名で検索してネガティブな評判が出てくるようであれば、購入は見送るのが賢明である。
本当に公式サイトなのかURLを見る
本物そっくりの偽サイトは見た目だけでは判断がつかないことも多い。
その場合はサイトのURLを確認しよう。
- ネット検索で出てきた公式サイトとURLに違いがないか
- URLの頭が「https://」かどうか
まずはこの二点を確認すると良い。
もしURLの頭が「http://」である場合は怪しいと考えよう。
https://である場合は、サイト自体がきちんと暗号化されており、公的に安全性が認証されている証拠なので一つ信用がおけるポイントとなる。
総合ショッピングサイトやフリマアプリ、オークションサイトの場合はショップやアカウントの評価を確認
大手ショッピングサイトは、出店しているショップに利用者の評価が付加される。
また、フリマアプリやオークションサイトも同様で、ユーザー同士が取引終了後にお互いを評価するシステムがある。
この評価は「安心して利用できるショップか」「怪しいユーザーではないか」という見極めをするときに非常に参考になるデータである。
評価点が著しく低かったり、評価コメントに「偽物が送られてきた」「対応が最悪」等ネガティブなものが多い時は購入をするのか一度冷静に考え直した方が良いだろう。
日本語表記やフォントに違和感がないか
海外の詐欺グループが作成している偽ブランドサイト・偽販売サイトは、日本語の表記やフォントがおかしくなっている箇所が見つかることがある。
ぱっと見では見当たらなくとも、利用規約や取引ガイドなどの細かなページをよくみると違和感に気づくだろう。
翻訳サイトで直訳したようなおかしな日本語、日本では使わないフォントなどは公式サイトでは基本あり得ないため、見つけた時点で偽サイトであると認定して良い。
最近の偽販売サイトは非常に細かく作り込まれていることが多い。
いつもであれば読み飛ばしてしまうような箇所までしっかり読み込むことで詐欺の危険を避けることができる。
偽ブランド品詐欺、偽販売サイトで詐欺にあってしまったら状況・情報の整理をしよう【証拠集め・裏付け】
模造品やブランドの偽サイトで詐欺にあったら、騙されたと気づいた時点から早めに解決するための対策を始めよう。
まずはとにかく相手の業者やサイトの情報を集め、記録に残しておくことだ。
詐欺の立証には証拠が必ず必要であり、情報が足りないと満足な結果は得られない。
詐欺にあうということは非常にショッキングな出来事だが、慌てたりクヨクヨと悩んでいるうちに相手に逃げられてしまうこともある。
一度冷静になり、下記に挙げるような情報がないかチェックしてみよう。
- 詐欺加害者に関わる情報
偽物を販売しているサイトの運営事業者情報、偽サイトのURLと画面のスクリーンショット
フリマやオークションサイトを利用した場合は相手のアカウントやプロフィール情報
商品が送られてきたときの伝票も捨てずに取っておこう - 被害の詳細
どういった流れで詐欺サイトにたどり着き騙されることになったのか、簡単に流れをまとめておく
被害額がわかるもの(銀行の振り込み明細、クレジットカードの利用履歴など)
偽物が送られてきた場合は絶対に捨てずにそのまま保管しておくこと - 相手とのやり取り
詐欺加害者とやり取りを行なったメッセージは全てスクリーンショットで残しておく
電話や音声通話で連絡を取り合った時は録音しておくと証拠として使用できる
詐欺にあった直後は自暴自棄になり、早く忘れたいと関わるものを全て消去してしまう人も多い。
だが、消してしまうと解決できる案件でも諦めなければならなくなる。
「まずは冷静になる」ことが一番のポイントだ。
問い合わせ相談窓口や電話・通報連絡先:実際に偽ブランド品詐欺、偽販売サイト詐欺にあった場合の解決方法と手順【どこに連絡・相談するべきか?】
①自力解決!?偽ブランド品詐欺、偽販売サイトを提供していた運営者へ問い合わせる【運営元とご自身でやり取り】
まず一番手軽かつスピーディーに行えるのは、自ら偽ブランド品を売る業者や偽ブランドサイトの運営者に連絡を取ることだ。
「届いた商品が偽物である」「発送したと連絡がきた商品が届かない」と事実を伝え、相手がどのような対応にでるか様子を見よう。
そもそも人を騙すことを目的としている業者やサイトの場合は、問い合わせをしたところで芳しい返事がもらえる可能性は限りなく低い。
しかし、返事がないことや誠意のある対応がされなかったことも詐欺の証拠として提出できる。
もちろん、問い合わせを行なったことであっさりとトラブル解決することもあるので、希望を失わずまずはコンタクトを取ってみよう。
メリット
- 他人を巻き込むことなく自分自身だけで行える
- もし相手があっさり返金や返品に応じたなら、最も手軽で時間がかからない方法
- 相手がきちんとした対応をしなかったという事実も詐欺の証拠として利用できる
デメリット
- 問い合わせをしたところで悪徳業者がまともな対応を行う可能性は低い
- しつこく連絡を繰り返したりクレームを入れると、相手がサイトやアカウントごと消去して逃げるリスクも
②偽ブランド品詐欺、偽販売サイト詐欺について無料で相談できる窓口へ連絡・通報
フリマアプリなどの個人同士の取引の場合はまだしも、業者や詐欺グループが絡んでいるケースは交渉に慣れない一般人では力不足に陥りやすい。
八方塞がりになる前に、第三者機関からの意見やアドバイスを受け、一度作戦を立て直すことが必要だ。
下記で紹介するのは公的機関が運営する安全な相談窓口である。
費用面や個人情報の面が心配な人でも安心して相談できるのでぜひ積極的に利用しよう。
消費者ホットライン(188)
消費者トラブルを幅広くカバーする消費生活センター。
その消費生活センターへの相談をスムーズに行えるようにサポートするのが消費者ホットラインである。
消費者ホットラインは「188」と短い電話番号で全国どこからでもかけることができ、最寄りの消費生活センターへ電話を取り次いでくれる。
咄嗟のことで「どこに相談したらいいか」となった時にも、「188(いやや)」とだけ覚えていればすぐに連絡を取ることができ、偽ブランド品やサイトで騙された際にも非常に便利だ。
消費生活センターではアドバイスや適した専門機関の紹介だけでなく、相手とのやり取りが難航している時に間に介入して交渉を手助けする「あっせん」も提供している。
ネットでの買い物関連で困ったら速やかに相談したい窓口だ。
警察相談専用電話(#9110)
偽ブランド品詐欺、偽販売サイト詐欺は、年々その手口は新しく巧妙になっているため、詐欺や犯罪に関する情報量が圧倒的に多い警察へ相談したいと考える人は多いだろう。
そんな時、緊急性が低い案件に対しても警察に直接話を聞いてもらえるのが警察相談専用電話である。
被害状況を警察に話すことで、類似の案件や同じ相手による詐欺事件がないかデータベースから照会し、最も適した解決方法をアドバイスしてくれる。
また、警察に被害届を出すことで問題解決に有利に動くことも多い。
被害届を出すべきか、どのような手続きが必要かといった相談もこちらの窓口で行える。
法テラス
発生したトラブルに関して、法的な観点からのアドバイスや、適した法律事務所の紹介などを行なっているのが法テラスだ。
また消費者トラブルだけでなく、法律的な手続きで困った時にも相談に乗ってくれる。
経済的に余裕のない人は無料で法律相談を行うこともでき、弁護士や司法書士に対する分割支払いの制度を利用できる場合もあるので一度問い合わせてみると良いだろう。
偽ブランド品詐欺や偽販売サイト詐欺の場合、被害が高額になる可能性が高いので、費用の心配をせずに法律相談ができるのはメリットが大きい。
消費者相談室
経済産業省が消費者トラブルの問い合わせに広く対応するよう設けているのが消費者相談室。
被害状況を相談員がヒアリングし、ケースに応じてアドバイスに止まらず専門機関の紹介なども行ってくれる。
消費生活センターと似た働きに感じるが、トラブル解決には幅広い視点からの意見を集めるのが効率的だ。
ぜひ消費者相談室にも相談を行い、より自分に合った解決策を見つけてほしい。
適格消費者団体
適格消費者団体は、消費者の財産を守るために内閣総理大臣の認定を受けて設置された機関である。
悪質な広告や不当な勧誘に対して、消費者の代わりに「差し止め請求」を行い、詐欺業者によるさらなる被害拡大を防ぐ活動をしている。
例えば偽のブランドサイトへ誘導する広告、フィッシングで漏れた連絡先へのしつこい勧誘などが対象だ。
金銭的な被害回復ではなくとも、このような行いが止まるだけでもストレスは大きく軽減されるだろう。
もし同じ業者や詐欺を行う個人から被害を受けた人が多数存在する場合は、特定適格消費者団体によって集団訴訟を起こし、返金請求を行える可能性もある。
同様の被害者がいないか一度相談のついでに問い合わせてみるのも良いだろう。
メリット
- 相談にお金をかけたくない、家族・友人に詐欺のことを知られたくないという人でも安心して利用できる
- 様々な専門分野の知識を持つ相談員が被害状況に合わせた適切なアドバイスを行なってくれる
- 同様の被害を受けた人が集まって集団訴訟を起こせれば、弁護士費用等を大幅に節約しながら返金請求ができることも
デメリット
- 利用時間が限られている上、原則電話での受付が多く利用しにくいと感じる人も
- アドバイスや専門機関の紹介は受けられるが、相談先の窓口が解決に向けて動いてくれるわけではないので注意
- 集団訴訟には条件があり、満たせない場合は個人で弁護士を雇う必要がある
③法律事務所への依頼で被害金を取り返す!!偽ブランド品詐欺、偽販売サイト詐欺について弁護士・司法書士へ相談
ブランド品は一つ買うだけでも高額になり、詐欺にあうと被害金は馬鹿にならない額にまで膨れ上がることも。
そんな時は弁護士・司法書士へ依頼し、返金交渉をプロの手腕で行なってもらうことが最も解決への近道だ。
依頼には費用が発生するものの、高額の被害を受けていた場合は返金によってまかなえる可能性が高い。
まずは法律事務所の門を叩き、被害の詳細を伝えて解決の可能性について確認してみよう。
費用面が心配で法律事務所への相談をためらっている人も安心してほしい。
最近は無料相談を設けている事務所も増えており、相談料を払わずとも直接弁護士・司法書士と話をすることができるのだ。
無料相談の際に実際に依頼したときの費用概算を聞くことも可能なので、一度持ち帰って被害額とのバランスを考えてから本契約に進んでも良い。
電話だけでなくメール、LINE、専用フォームなどで24時間体制で問い合わせを受け付けている法律事務所もあるので、まずは気軽にコンタクトを取ってみよう。
メリット
- 悪徳業者からしっかり被害金を取り戻したいのなら最も効率的
- 偽ブランド品などのネットショッピング詐欺分野に強い弁護士・司法書士なら安心して任せられる
- 依頼後は詐欺師や悪質業者と直接のやり取りをすることなく解決までお任せ
デメリット
- 依頼には費用が発生するため、被害額とのバランスを考慮する必要がある
- 証拠が不十分、相手がすでにサイトを消して逃げているなど不利な条件があると解決が難しくなる
結論:ネットに溢れる偽ブランドや偽ブランドサイトの詐欺…高額商品を買う際は慎重に検討しよう
海外の人気ブランド品やハイブランドの商品も、今の時代個人でも簡単にネットで購入ができるようになった。
日本で売っていない品も、店舗が遠くて我慢していたアイテムも、ブランドサイトや販売サイトを使えばいつでもどこでも発注をかけることができる。
お洒落に敏感な人、ブランド品が好きな人ならば使わずにはいられないサービスだろう。
しかし、こういった高級ブランド品やプレミアがつくような人気ブランドの品は詐欺の標的になりやすいのも確か。
例え一商品であってもかなりの高額を騙し取れるため、悪徳業者や詐欺グループが見逃すはずはないのである。
結果、偽物のブランド品の出品はネット中に溢れており、さらには公式サイトにそっくりの偽サイトを作ると言う手のこんだ手口も横行することになった。
これにはネットショッピングに慣れている人や、ブランドの大ファンであっても「絶対に騙されない」とは言い切れない。
「絶対に手に入れたい」「少しでも安く買いたい」という思いは、時に警戒心を鈍らせてしまう。
買い物の際には安易に購入ボタンを押さず、深呼吸して怪しい点はないかしっかり確認を行うようにしよう。
ネット詐欺の恐ろしいのは、ウカウカしているとすぐに証拠隠滅して詐欺師に逃げられてしまうリスクが高いことだ。
もしも詐欺に気づいたら、その時点からすぐに証拠を集めてできるだけ早く解決に向けて行動を起こすようにしよう。
その際、一人で悩んで結局泣き寝入りになるということがないよう、上手に第三者の力を頼っていくことも大切である。
本記事の内容が被害回復の役に立つことを祈っている。
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