「ふわっち」ライブ配信アプリ、詐欺被害の返金方法・手順・相談窓口【最終手段は弁護士・司法書士】

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騙された!?ライブ配信アプリ「ふわっち」の詐欺被害にあった場合の解決方法と手順【騙し取られたお金を取り返す・取り戻す】

目次

ネットの発展と普及に伴い、人と人の関わり方はどんどんと多様化してきている。
ネット黎明期、メールや掲示板を使った文字のやり取りからはじまったコミュニケーションは、今やSNSを使って写真や動画を共有する事が当たり前になっている。
その中でも、近年ますます人気が高まっているのが、リアルタイムで配信者と視聴者が時間を共有できるライブ配信だ。
歌やダンスなど自分の得意分野を発信したい人もいれば、一緒にお酒や食事を楽しんでいるような生活感溢れる配信をする人までジャンルは様々。
新型コロナウイルスの流行で自宅で過ごす時間が増えたこともあり、隙間時間を配信に使うユーザーも増加しているようだ。

スマホがあれば誰でも時間や場所を気にせず、簡単にライブ配信ができるサービスを提供するアプリも数多くリリースされている。
今回紹介する「ふわっち」もその一つだ。
2015年にサービス開始したふわっちは、ライブ配信初心者でも使いやすく、気軽に配信が楽しめると評判が高い。
その一方、投げ銭アイテムのポイント還元率が他のアプリに比べて高く、ライブ配信でお金を稼ぎたいライバーのニーズにも応えられるサービスだ。
ランキング上位になれば別途ポイントが付与されることもあり、比較的稼ぎやすいライブ配信アプリとしても人気が出ているようである。

しかし、良い評判の裏には少し不安な口コミも散見される。
「投げ銭を強要された」という視聴者や、「ひどい誹謗中傷をされた」という配信者の声も聞かれるのだ。
ライブ配信というものの性質上、「変な人に騙されるのでは」「生活を晒して危険なことはないのか」という不安も目立つ。
ライブ配信アプリ「ふわっち」は詐欺やトラブルのリスクがあるのだろうか?
今回はふわっちの特徴、安全性などを確認しつつ、実際にどのようなトラブルや詐欺に巻き込まれる可能性があるのかについても解説していく。

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「ふわっち」で起きている詐欺とは?

ふわっちは2015年にスタートした日本のライブ配信アプリだ。
ユーザー数は大手と呼ばれるサービスに比べれば少ないものの、アットホームで自由な雰囲気が愛され、利用者の層が幅広いのも特徴。
特に顕著なのは年齢層で、多くのライブ配信アプリが10代〜20代の若者を中心としている中で、ふわっちは20代後半〜40代と年齢層高めのユーザーが多い。
芸能人やインフルエンサーがこぞって参入する競争率の高いアプリに比べると、一般ライバーがほとんどを占めるふわっちは非常にゆるく自由な空気を持っている

その反面、ふわっちはライバーが収益を出しやすいアプリとしても有名という評価も高い。
ライバーの収益は視聴者からプレゼントされる「投げ銭アイテム」によって賄われるが、そのポイント還元率が他のサービスよりも高く50%となっている。
大手配信アプリの還元率の平均がおよそ20〜30%のことを考えるとこれは破格と言えるだろう。
また、ライバーのランキング入りすることで別途ポイントが加算されるので、多くの視聴者を抱える人気ライバーほど効率的に収益を得る事ができるのだ。

一般的にライブ配信で人気を博すのは有名人や美男美女のイメージがあるが、ふわっちは配信のニーズが少し他と異なる面があるのも魅力の一つだろう。
歌やダンスといった華やかな内容ばかりでなく、配信者がコメントを読み上げながら食事をしたり、一緒にオン飲みしているかのようなお酒を飲みながらの雑談など、本当に身近にいそうな人の配信が好まれる傾向にある。
他のアプリで「周りが若すぎて合わなかった」「派手な配信は疲れる」と感じた人でも、ちょっとホッと一息つけるようなアプリなのである。

ふわっちの運営会社は?

ふわっちの運営会社は株式会社A Inc.である。
会社名だけではピンとこないかもしれないが、スマホでカラオケができる「UTAON」やオタグッズの売買サイトの「オタマート」の運営でも有名だ。

会社名 株式会社A Inc.
所在地 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-23-5
代々木イースト4階
設立 2013年7月1日
代表取締役 占部哲之
事業内容 アプリ運営
関連会社 株式会社jig.jp
株式会社B Inc.
提供しているサービス ふわっち
UTAON
オタマート

現在はふわっちの運営がメインの事業となっている企業である。

ふわっちは何がやばい?ネットの声から探ってみた

ふわっちの特徴や運営会社について紹介したが、実際利用しているユーザーからの評判はどうだろうか。
ふわっちで検索すると「やばい」「危険」といった言葉もちらほらみられることから、ここでは一体何が原因でそのような評価がなされているのかネットの声から探ってみたい。

ユーザーのマナーが悪い?!

ふわっちは他のアプリと比べユーザーのマナーが悪いという評判が多く見られる。
その理由として、匿名でコメントできるシステムがあることや、配信中の飲酒・喫煙が許容されているという利用規約の緩さが挙げられるようだ。
特に荒らしによるコメントの過激さについては不満を漏らす人が多かった。

投げ銭アイテムを強要する配信者の問題

リスナーに対して投げ銭アイテムを強要する配信者に不快感を表すユーザーもいる。
ふわっちはポイント還元率が高いだけにアイテム集めに躍起になる人もおり、結果投げ銭詐欺のようなトラブルも起きているようだ。

なりすましや偽アカウントによるトラブル

ふわっちのアカウントを乗っ取ったり、他人になりすましたアカウントで配信するというトラブルも報告されている。
人の名前や写真を勝手に利用してファンにアイテムを投げさせたり、乗っ取ったアカウントの所有していたポイントやアイテムを盗むという悪質な行為だ。

twitterでのユーザーの声で多数見られたものについて紹介したが、これらはごく一部。
他にもさまざまなトラブルで困っている人がたくさんいることからも、ライブ配信という性質やふわっちの特徴を踏まえて、悪質ユーザーを避ける知識をつけることが大切である。

「ふわっち」の詐欺・トラブルの種類について

匿名の機能を利用した誹謗中傷、荒らし行為

匿名でコメントをできる機能を採用しているのもふわっちの大きな特徴だ。
通常はコメント時にふわっちのアカウント名やプロフィールへのリンクが表示されるが、「たぬき」「きつね」というカテゴリでの配信は匿名でコメントすることが可能となっている。

「たぬき」では、アイテムを使うことで匿名コメントが可能、「きつね」では特に条件なしに全てのコメントが匿名となる。
匿名にすることで気軽にコメントがしやすくなったり、「見ていることを知られたくない」と感じる人でも抵抗なく配信のページを開けるので視聴数が伸びやすいというメリットはある。
しかし、匿名ゆえに配信者や周りのリスナーのことを一歳考慮しない過激な発言や、誹謗中傷も飛び交うようになりトラブルの元にもなっている

また、多くのライブ配信アプリでは不適切な発言をするリスナーを配信から閉め出す機能がついているが、ふわっちは追い出しができないことからも配信者は誹謗中傷に晒されるリスクが高い。

ふわっちアカウントの乗っ取りやなりすましによる詐欺

ふわっちのアカウントを乗っ取られ、持っていたポイントやアイテムを丸ごと盗まれるという詐欺も起きているようだ。
また、乗っ取ったアカウントで他のライバーの配信を荒らしたり、誹謗中傷するといった迷惑行為も行われる。
巻き込まれた周りのユーザーも迷惑ながら、乗っ取られたアカウントの人も大きく印象を下げることとなり後々まで響く被害だ。

直接アカウントを乗っ取る以外にも、勝手に名前や写真を使ってなりすましアカウントを作り配信するケースもある。
視聴数が取れそうな人になりすますことが多く、「カメラの調子が悪い」などと理由をつけて顔を出さずに配信。
そして本人だと思い込んでいる視聴者からアイテムを騙し取るのである。

配信者による投げ銭の要求

ふわっちの高いポイント還元率は魅力の一つだが、それに目が眩みリスナーに対して投げ銭アイテムの強要をする過激な配信者の存在も問題になっている
「投げなきゃブロックする」と脅したり、命令口調でアイテムを送るよう促したりと「金目当て」であることが丸わかりな行動をする配信者に不快な思いをするリスナーも多い。
お金がない、生活ができないと同情を誘う形でリスナーにお金を要求するケースもある。

配信者に好かれたい思いから、言われるがままに高額なポイントアイテムを投げ続け、大金を失うファンも。

怪しいライバー事務所によるスカウト

ライバー事務所から「うちに所属してふわっちで配信しませんか」とスカウトされることから始まる詐欺。
事務所に所属するとハクがつく、プロモーションをするので視聴数が伸びるなどと言われて契約すると、配信で得たポイントのほとんどをピンハネされるという悪質事務所によるトラブルが起きる。
しかも、特に宣伝やサポートもしてもらえず、事務所に所属したメリットは一切感じられないのにも関わらずだ。

ふわっちに限らず、悪徳業者によるライバー事務所勧誘の被害はライブ配信アプリ界隈で頻発しているので注意が必要である。

ふわっちはポイント還元率が高く、知名度のない一般ライバーでも毎日配信やSNSを使った宣伝などを頑張ることで、他のアプリよりも効率的に稼ぐことができるため、実際のところ事務所に所属するおいしさはあまりない。
スカウトされたということに浮き足立つと、ただ損をして終わるだけになってしまう。

ふわっちをきっかけに生まれた人間関係のトラブル

ふわっちの配信者、そして視聴者がネットを介さずに直接会う「オフ会」が開かれることがある。
そこで構築された人間関係の中でトラブルが起きてしまうケースもあるのだ。
例えば、実際に会ったことでライバーへの好意や独占欲が強まったことによるストーカー行為、オフ会に来た人を投資や宗教などへ勧誘、リスナー同士の喧嘩など。

また、ふわっち配信者のファン同士で意気投合し、ふわっち外で連絡を取り合うようになるパターンもあるが、これも同じく危険を孕んでいる。
リスナーとしてコメントをしている程度しか相手を知らないのに安易に個人連絡先を教えるのはリスクが高い
ネット上で見えているのは相手のほんの一部分でしかなく、思いもしない事態に巻き込まれることも考えられるのだ。

【詐欺の実例】他人のスマホを使ったポイント詐取事件

ふわっちで実際に起きた詐欺事件を紹介しよう。

2019年、他人のスマホを勝手に操作し、ふわっちで課金アイテムを大量購入、その支払いをスマホの持ち主になすりつけるという事件があった。
事件の流れは下記のとおりだ。

  1. スマホの修理目的で来店した被害者のスマホを預かる
  2. 見えないところでふわっちを勝手にインストール
  3. 被害者のアカウントで投げ銭アイテムを大量購入
  4. 犯人は自分の配信に対してそのアイテムを投げる
  5. 全て投げ終わったらアプリを消去して被害者にスマホを返却
  6. ふわっち運営から犯人へポイントの還元、アイテムの支払いは被害者の元へ

スマホの修理をしたくて業者に預けたら、勝手にふわっちで課金されてしまったという事件だ。
犯人はこの一連の流れをわずか15分ほどで行っていたようで、手慣れていることから計画的か他にも同様の被害者がいるかもしれない。

「ふわっち」の詐欺の手口について

コアなファンのいる配信者や、SNS等で人気のアカウントになりすます

なりすましや乗っ取りの目的は人によるが、多くの場合はお金の搾取だ。
効率的に多くのお金を騙し取るには、できるだけ視聴数が稼げる人物を名乗る方が良い。
よって、すでにファンがついているライバーや、SNSで人気のあるインフルエンサー、そこまで知名度の高くない芸能人・モデルなどがターゲットにされる。
また、ふわっちは独特な配信が好まれる傾向から、非常にコアなファンがつくライバーも存在している。
そういったコアなファンがついているライバーは特に狙い目である。

人気のライバーやSNSなどでよく発信している人ならば、写真やその他情報も手に入れやすく、なりすましもしやすい。

ファン心理を利用して金銭を要求する

ライブ配信者とリスナーは、芸能人と一般人の関係性に比べればとても身近である。
配信を通してコミュニケーションができるというのがリアルタイムで配信をするメリットでもあるが、「絶対手が届かない」という存在ではないだけに、ファンの配信者への想いは対芸能人とはまた違った面も生まれる傾向がある。

  • 応援して有名にしてあげたい
  • ライバーに存在を認識され、好意を持ってほしい
  • あわよくば個人的な関係になりたい

このように、結びつきを強く持ちたいという気持ちが生じやすいのである。

そのファン心理を利用して、アイテムをくれた人を特別扱いしたり、アイテムの額で対応に差をつけたりし、「アイテムを投げなきゃ」とリスナーを煽る手口を用いるライバーもいる。
さらに要求が過激になってくると、「アイテム投げないやつはブロックする」「アイテム投げないなら配信入ってくるな」とリスナーを名指しで糾弾するライバーも。
ライバーに褒められたい、嫌いにならないでほしいという思いから無理をして課金アイテムを購入してしまうリスナーもおり、結局のところファン心を利用され搾取される関係となってしまう

有名になりたい、稼ぎたいというライバーの欲求を刺激する

ライバー事務所からのスカウトは、これから配信で有名になって行きたい、ライバーとして生計を立てたいという配信者にとって嬉しい出来事だ。
話に乗ってきたライバーに対し、悪徳ライバー事務所は「プロモーションをするから視聴者が増えるよ」「事務所に所属するだけで注目度が上がるよ」と甘い言葉をかけ、契約を促す。
事務所に所属することのメリットばかりを並び立て、ライバーのことも褒めちぎることで所属契約にハンを押させるのだ。

しかし、その実態は収益を法外に奪い取るだけ。
最初に話していたプロモーションの約束やサポート体制の充実などは一切なかったことになる。
そもそも、口約束だけで契約書にはそのような事項が記載されていないということも珍しくない。

SNSやLINEで個人的に連絡を取ろうとする

コメント欄でLINEや個人SNSアカウントへ誘導しようとするリスナー、配信中に個人連絡先を晒して連絡してくるよう促す配信者なども危険人物だ。
個人連絡先で繋がるということは、ふわっち運営に通報されても手が出せないという隠れ蓑となる。
個人的なメッセージで会おうと誘ったり、怪しげなサイトに誘導するというのは詐欺の常套手段の一つである。

特にLINEやメールなど普段利用する連絡ツールを知られてしまうと、しつこい勧誘や怪しい誘いが来ても簡単に切れなくなってしまう。
リスナーや配信者と繋がりたい欲求で安易に個人情報を教えてしまうと、思ってもいなかったトラブルに発展する可能性もあるので要注意だ。

「ふわっち」の配信者・視聴者が本当に詐欺であるか、見分け方

なりすましはフォロワー数や配信実績をチェック

人気ライバーやインフルエンサーなどになりすましたアカウントは、本人の写真やプロフィールの文言を流用するためぱっと見見分けがつきにくい。
ただ、なりすましアカウントが絶対真似できないのはフォロワー数である。
人気ライバーや知名度がある程度ある人物なのにも関わらず、フォロワーが数人しかいないというのはおかしなことだ。
また、配信実績があまりに少ないというのも怪しいポイントである。
詐欺目的で作ったばかりのなりすましアカウントである可能性が高いので、配信を見ても良いがアイテムは簡単に投げないようにしよう。

ライバー事務所からの誘いは契約内容を必ず確認

ライバー事務所からスカウトが来たら、まずはすぐに話を受けずに一旦保留にしたのち、下記の点についてネット検索をしてみよう。

  • ライバー事務所の会社名、担当者の名前等
  • ライバー事務所の住所でマップ検索
  • twitterでライバー事務所について検索

ネット検索で悪評がヒットしたり、住所検索をしても住所がないorその住所に会社らしきものが存在しない場合は話は断った方が良い。

また、契約内容は必ず隅から隅まで読み込み、おかしな点がないか確認する。
特に重要なのはライブ配信の収益の取り分の話だ。
何:何で配信者が収益を受け取ることができるのか、悪徳業者の場合はほとんどが事務所の取り分だとしていることが多い。
よく読まずに契約をしてしまうと、大きな損害を被ることになるので焦りは禁物だ。

すぐ個人連絡先交換を要求するユーザーは注意

例えば同じライバーを応援する常連ファンで、すでにお互いの存在を長く知っている相手等ならまだしも、コメント欄だけの交流なのに突然個人連絡先を聞いてくる人物は注意。
詐欺目的で聞き出そうとしている可能性も高く、誤って教えてしまうとトラブルに巻き込まれてしまうかも。
せめて捨てアドレスのようなすぐに消してしまえる連絡先でやり取りし、本当に信頼できると思ったらプライベートの情報を開示するようにしよう。


「ふわっち」で詐欺にあってしまったら状況・情報の整理をしよう【証拠集め・裏付け】

ふわっちで詐欺やトラブルに巻き込まれたら、まずは落ち着いてしっかりと情報集めをすることから始めよう。
詐欺アカウントはすぐに情報を書き換えたり消去したりするため、その時点での情報を残しておくことが大切だ。

  • ふわっちのユーザー情報
    ユーザー名、プロフィールページのスクリーンショット、SNSを使っていればそのアカウント情報
  • ライバー事務所の情報
    ライバー事務所名、運営会社名、担当者名、連絡先など
  • 被害の内容
    どのような被害にあったかを書き出しておく
    金銭的な被害は総額がわかるものを用意(アイテム購入履歴、銀行振込履歴、クレジットカード明細など)
  • 相手とのやり取り
    メッセージやメールの画面をスクリーンショット
    通話や直接対面しての会話は可能な限り録音する

ネットを介したトラブルは早い行動が鍵となる。
相手が逃亡してしまう前に、必ず証拠を残すようにしよう。


問い合わせ相談窓口や電話・通報連絡先:実際に「ふわっち」で詐欺にあった場合の解決方法と手順【どこに連絡・相談するべきか?】

①自力解決!?「ふわっち」の配信者・視聴者と直接話し合い、運営へ違反を報告【相手とご自身でやり取り】

加害者となったユーザーや悪徳ライバー事務所と連絡が取れるならば、まずは被害回復について直接話して見るのは一つの手段だ。
例えば相手ユーザーが全く悪意なく、過激な言葉で傷付けるようなことをしてしまったならば謝罪を受けることもできるだろう。
また、大ごとにしたくないと思えば、課金したアイテムは戻ってこなくても何かしらの形でお金を返してくる可能性も0ではない。

しかし、相手がライバーを騙すことを目的としている悪徳事務所、詐欺目的のアカウントだった場合は話が別だ。
その場合はどう文句をつけたり非難したとしても、そんなことは想定内と全く気にもかけないだろう。
下手をすると、アカウントや連絡先を消して逃亡してしまうかもしれない。
個人の交渉ではびくともしないと感じたら、できるだけ早めに専門機関への相談へ切り替えよう。

違反行為や迷惑行為はふわっちの運営へ報告

規約に反する行為や、人に大きな迷惑をかける行為が見られたらふわっちの運営へ通報しよう。
問題があるアカウントだと判断されれば、運営からアカウントの停止や強制退会など適した措置が取られることとなる。
ひどいコメントを繰り返すリスナー、視聴者に金銭の要求ばかりする配信者など、アカウントを停止されることで被害を止めることができる。

通報はアプリ上から簡単に行うことができる。
やり方については下記のページに詳しく書かれているので参考にしてほしい。

迷惑行為や不適切な配信、コメントを連絡するには?|ふわっちヘルプ

メリット

  • トラブルの内容によっては、他者を巻き込まなくともユーザー間の話し合いで十分解決できる場合もある
  • 警察沙汰や弁護士を立てた戦いにしたくない場合に、進んで返金に応じる人もいる
  • 運営に迷惑なアカウントを通報することで被害拡大を防ぐことができる

デメリット

  • 詐欺目的の人物と話し合いで問題を解決することは難しい
  • 悪徳ライバー事務所の裏には危険なグループが控えていることもあり、一人で立ち向かうのは危険も伴う
  • 運営は特定の個人同士のトラブルに関しては介入してくれない

②「ふわっち」の詐欺について無料で相談できる窓口へ連絡・通報

ライブ配信アプリは気軽に利用できるが、思わぬ大きなトラブルに巻き込まれることも少なくない。
個人の力で解決が難しい場合は、専門的な知識のある機関に相談することをお勧めしたい。

下記で紹介する窓口は、運営元も公的な機関で信頼がおけ、相談に費用も発生しない。
些細な悩みや困りごとも快く対応してくれるので、遠慮なく力を借りてみよう。

警察相談専用電話

警察相談専用電話は、緊急性のない困りごとやトラブルに警察が直接相談に乗ってくれる窓口だ。
例えばしつこい誹謗中傷に悩んだり、視聴者からストーカー行為を受けて困っているなどの相談もOK。
また、「詐欺なのでは?」「この行為は犯罪にあたるのでは?」と感じることがあれば、状況を話すことで警察の視点から事態を判断してもらえる。
類似の事例から解決に適したアドバイスを受けたり、頼るべき専門機関を紹介してもらうことができるので、一人ではどうしていいかわからなかった人も被害回復に向けて道筋を見つけられるだろう。

ふわっちで起きるトラブルは、内容によってはサイバー犯罪に属するときもある。
そんな時はサイバー犯罪に特化した相談窓口もあるので、こちらから最寄りを探して連絡してみよう。

法テラス

トラブルや詐欺の内容によっては法的な措置を検討すべきこともあるだろう。
そんな時は、法テラスへ相談し、どのような行動を起こすのが適しているかアドバイスを受けてみよう。
自分でできる解決方法を提案されるかもしれないし、弁護士の力を頼るべきと判断される可能性もある。
法的な手続きについて教わったり、問題に合わせて法律事務所の紹介を受けることもできるので、法律知識がない人でも安心だ。

費用面に不安がある人は、弁護士費用を法テラスが立替え、分割で支払うことができる制度も設けている。
利用には条件があるが、適用を希望する人は一度問い合わせてみると良いだろう。

消費者ホットライン

例えば悪徳ライバー事務所と不当な契約を結んでしまった場合、条件が揃えばクーリングオフで一方できに契約解除をすることができる。
クーリングオフの適用には契約からの日数が関わってくるため、まだ日が浅いという人は一度消費生活センターへ制度が使えるか確認してみよう。

消費生活センターへ相談するには、「188」でかけられる消費者ホットラインを使うのが便利だ。
全国どこからでも188で掛けられ、最寄りの窓口へ電話を取り次いでくれるサポートを行なっている。
今相談したい!というときでもすぐ連絡が取れるので、ぜひ「いやや」と覚えておいてほしい。

メリット

  • 信頼できる運営元、かつ利用も無料で安心して相談できる
  • 各分野の専門知識を持つ相談員からアドバイスや適した機関の紹介を受けることができる
  • 法テラスの弁護士費用の立替、クーリングオフなどの制度が利用できることも

デメリット

  • 原則相談とアドバイスを目的とした窓口のため、直接的な解決につながるのは期待できない
  • 利用時間が限られるため、人によっては利用しにくいと感じたり、窓口が混み合ってスムーズに相談できないことも

③法律事務所への依頼で被害金を取り返す!!「ふわっち」の詐欺について弁護士・司法書士へ相談

法テラスの項でも触れたが、ふわっち関連の詐欺やトラブルは法的な力で解決を目指すのが適しているケースも多々ある。
例えばひどい誹謗中傷や荒らし行為で心身に大きなダメージを受けた人は損害賠償請求、ライバー事務所に契約の取り消しと収益の変換を求めて裁判を起こすなどのケースだ。
配信者に投げてしまった課金アイテムのお金は基本的には返金は難しいが、法的に裁くことでお金が一部戻る可能性もある。
まずは、弁護士・司法書士と事前相談を行なって、どのような解決を望むのかを話し、そのためにはどんな方法が適しているのか判断してもらおう。
その際に費用面も見積りを出してもらうと安心だ。

そもそも法律事務所に頼るべき件なのか不安ならば、事務所のサイトの問い合わせフォームやメール窓口などからネットを介して問い合わせをかけてみるのもお勧め。
電話や対面相談に抵抗がある人も、間接的なコンタクトであれば一歩踏み出しやすいだろう。

メリット

  • トラブルや詐欺に対してトータル的に対応できる
  • 返金が難しい課金アイテムの問題も、弁護士・司法書士なら解決方法を提案できる可能性がある
  • 悪徳事務所や怖いふわっちユーザーと直接関わることなく解決までお任せできる

デメリット

  • 相手が既にアカウント消去、音信不通、詐欺やトラブルから時間が経ちすぎているといった不利な条件は法律事務所の力でも解決を難しくさせる
  • 依頼には費用がかかるため、被害の内容や大きさ、被害金額などバランスを考える必要がある

結論:独特のシステムや雰囲気が魅力のふわっち、トラブルがあったら一人で悩まず専門機関へ相談を検討しよう

匿名でのコメントができたり、お酒を飲みながら配信ができたりと、独特な特徴を持ったふわっちは、一度使うと他のアプリには戻れない魅力があると言われている。
キラキラと華やかな芸能人・インフルエンサーの配信ではなく、親近感のある雑談や、少々個性的な配信を楽しみたいという人にも人気のアプリだ。
ただ、それゆえに起きていると考えられるトラブルも多く、特に過激な配信やコメントはユーザー間の争いにも繋がりかねない。

また、投げ銭アイテムの還元率の良さからふわっちで配信をするライバーも多く、中にはお金欲しさから過剰に投げ銭を煽る配信者もおり、不快感をあらわにするユーザーも。
投げ銭は返却されることはないため、ファン心から大金を注ぎ込んでしまい後悔するリスナーも少なからず存在している。

さまざまな詐欺・トラブルが起きる可能性があるライブ配信アプリだが、個人の力でうまく解決できるケースは限られる。
もしもふわっちをきっかけにトラブルになったら、ぜひ一人で悩まずに誰かに相談してほしい。
身近な友人や家族でも構わないし、本記事で紹介した公的機関の相談窓口もお勧めしたい。
ネットトラブルは悩んで行動を起こせないうちにどんどんと状況が悪化してしまいがちだ。
専門知識のある相談員や警察、そして弁護士や司法書士の意見やアドバイスを受けつつ解決の道を探すことで、諦めていた被害回復も現実になるかもしれない。
まずは泣き寝入りしないという強い意志を持って、解決に向けて速やかに動き出すことが大切だ。

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