騙された!?バイナリーオプションの詐欺被害(自動売買ツール・高額情報商材・塾)にあった場合の解決方法と手順【騙し取られたお金を取り返す・取り戻す】
目次
- 1 騙された!?バイナリーオプションの詐欺被害(自動売買ツール・高額情報商材・塾)にあった場合の解決方法と手順【騙し取られたお金を取り返す・取り戻す】
- 2 バイナリーオプション詐欺(自動売買ツール・高額情報商材・塾)とは?
- 3 問い合わせ相談窓口や電話・通報連絡先:実際にバイナリーオプション詐欺(自動売買ツール・高額情報商材・塾)にあった場合の解決方法と手順【どこに連絡・相談するべきか?】
- 4 結論:「絶対」「確実」といった甘い言葉には要注意!詐欺にあったら早めの行動が返金の確率を上げる
近年、国の施策としても「副業の解禁」が推奨され、働きながらの副業を認める企業も増えてきた。
様々な種類の副業があるが、その中でも自宅で隙間時間に行える投資関連は人気があり、この時世にちょっとしたお小遣い稼ぎとして始める人が増加している。
投資にも多くの種類があり、これから始める人としては「何を選べばいいのだろう?」と迷ってしまうことだろう。
数ある投資方法の中でも「バイナリーオプション(BO)」は比較的コツが掴みやすく、初心者におすすめと言われている。
少額から購入できるバイナリーオプション(BO)は、予想を外しても元手金の分しか損害にならないので「まずは投資を始めてみたい」という時にも低いリスクでチャレンジすることができるのも魅力だ。
しかし、バイナリーオプション(BO)を始める人が増えていることに目をつけ、巧妙な手口でお金を騙し取ろうとする詐欺が後を絶たないのも事実である。
「絶対儲かる」「誰でも確実に稼ぎが出せる」といった広告を目にしたり、直接勧誘を受けたことはないだろうか?
「まさか自分は詐欺に引っかかるわけがない」と自信がある人でも、このような甘い言葉やそれらしい広告につい心を奪われてしまい、気付いたら大金を失っていたという例は決して珍しくない。
今回はバイナリーオプションを取り巻く詐欺被害について解説していく。
これから始めようと思っている人は、まずは本記事を読み詐欺の手口について知識をつけてから臨むとより安心であろう。
また、実際に被害にあっている人の相談窓口についてもまとめているので、困った時の参考になれば幸いだ。
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バイナリーオプション詐欺(自動売買ツール・高額情報商材・塾)とは?
「バイナリーオプション(BO)」とは「FX」と同じ為替取引の投資方法の一つだ。
バイナリーとは「二者択一」の意で、その名称の通り2つの選択肢からどちらかを選び、その予想が当たれば約二倍の利益が得られるというシンプルなルールである。
具体的に言うと、投資者は一定時間後に今よりも円安になるか円高になるかを予想しそれに即したチケットを購入する。
実際にその時間が来た時に、購入した予想通りになっていれば利益を払い戻し、外れた場合は0円(チケット代を失う)という仕組みだ。
FXも為替取引を利用した投資方法だが、大きな違いはバイナリーオプションは為替の値動きによって利益額や損害額が変わるわけではないということ。
あくまでチケット購入額がベースとなり、当たればチケット購入額に所定の倍率をかけた金額が利益として懐に入り、外れればチケット購入額が損失となる。
FXのように値動きが大きいほど利益額や損失額が増えるというものより、元からもらえる額や損失額が目に見えているので初心者でも安心して購入できるという点がメリットの一つだろう。
そしてバイナリーオプションは最小取引額が50円〜と非常に少額で始められるのも魅力。
大金を用意しなくても、手持ちのちょっとしたお小遣いで投資をスタートすることができる。
利益を出す云々の前にまずは試してみたいという人は最小取引額でバイナリーオプションというものを体験してみるのも手だ。
バイナリーオプション詐欺(自動売買ツール・高額情報商材・塾)の種類について
バイナリーオプションは上記で説明したように、非常にシンプルでわかりやすいシステムである。
ただ、それゆえに気軽に始める新規参入者が多く、投資の知識が少ない人たちを狙った詐欺が多発してしまっているのだ。
バイナリーオプション関連でよくみられる詐欺の種類を紹介しよう。
「バイナリーオプション必勝法」を謳う情報商材を売りつける
「これを読めば誰でもバイナリーオプションで丸儲け!」「初心者でも必ず勝てる方法教えます」といううような強い売り文句で人の心を煽り、高額で情報商材を売りつける詐欺。
特に投資の知識が浅い初心者としては、そんな都合の良いものがあるのならと食いついてしまいがちだ。
しかしいざ購入してみれば、全く「必勝」などと言えたものではない内容である。
他の種類の詐欺においても同様だが、為替取引をベースとしたバイナリーオプションに必勝法など存在しない。
もしそんな情報商材を読んだだけで誰でも絶対に勝てるようなものであれば、そもそも投資として成立しないのだ。
ある程度投資というものを理解している人であればわかることでも、とにかく始めてみようという人は右も左もわからない状態。
情報商材詐欺は注意喚起も頻繁にされているにもかかわらずなかなか件数が減らないのも、このような初心者をターゲットにしているからだろう。
でたらめな自動売買ツールの販売
バイナリーオプションの詐欺の中でも非常に多いのが有料ツールの販売だ。
「このツールさえあれば、あとは任せておけば勝手に稼げます」といった、もし存在しているのなら誰しもが手にしたいと思う宣伝文句でツールを売り出している。
それらのツールは当たり前のように10万円は超える金額で販売されており、高いものでは100万円という途方もない金額をふっかけてくるものも。
しかし、「先行投資、このツールがあればすぐに元が取れるどころか利益まで出る」と勧められ、つい誘惑に負けて手を出してしまう人もいるのだ。
もちろん、このような自動売買ツールは実際に稼げるわけがない。
為替の値動きをツールが完全に読み切って適したタイミングで売買を自動で行うなど不可能である。
勝つために必要な情報を教えるといった塾、セミナー
「確実に勝てる!バイナリーオプション塾」「このセミナーを受けた人は全員稼げています」といった宣伝文句で生徒やセミナー参加者を募り、講義料を騙し取る詐欺も多く発生している。
教わった方法で必ず勝ち続けられるのであれば、近いうちに講義料金も取り戻せるだろうが、実際のところ情報商材やツールと同じく為替取引の投資に必勝法など無いので無駄金になってしまう。
こういった塾やセミナー詐欺は、ネットワーク詐欺のように人から人へ紹介で広がっていくケースも多く、あっという間に生徒を介して被害が広がってしまうことも。
口座開設時にクレジットカードなど個人情報の抜き取り
口座開設時に必要だからとクレジットカード情報を聞かれ、教えたところその情報でクレジットカードを不正利用されて大金を失うという被害も珍しくない。
実は普通はバイナリーオプション業者から口座開設時にクレジットカード情報を求められることはないので、この時点で詐欺だと疑わなければならない。
その他住所や電話番号といった個人情報も抜き取られ、悪用されることもある。
バイナリーオプション業者を選ぶ際は、信頼が置けるかどうかしっかり精査しないと危険がいっぱいだ。
利益の払い戻しに応じない
悪徳業者の多くは、口座に入金したが最後もう二度と出金させずにお金を奪い取る。
どんなにバイナリーオプションで稼ごうとも、そのお金が手元に来ることがなく悔しい思いをする詐欺案件である。
出金依頼をした途端に連絡が一切取れなくなったり、難しい出金条件を掲げて実質出金不能な状態にする業者が多い。
大手の有名業者であればこのような事件は起こらないが、やけに利益の高さをアピールしている癖にネットで検索してもあまりヒットしないような無名の業者を使うのはやめておいた方が良い。
バイナリーオプション詐欺(自動売買ツール・高額情報商材・塾)の手口について
バイナリーオプションの詐欺手口は幅広く、「まさかこれも?」と驚くほど身近に潜んでいる。
しかし、どの詐欺にも共通するのは「絶対稼げる」「誰でも成功できる」といった甘い言葉を使う点だ。
インターネットが普及し、1人一台スマホを持つ時代になったことで、様々なツールを活用して詐欺集団はコンタクトを試みてくる。
バイナリーオプション関係の詐欺で注意すべき手口をいくつか挙げていく。
SNS(Instagram、Twitter、LINEなど)を利用し、レクチャーやツール販売に勧誘する
SNSを介した詐欺被害は未だ増え続けている。
気軽に誰でも使えるSNSは良いカモを見つけるのにも便利なのである。
近年件数を増やしているのが、Instagramで豪華な食事やラグジュアリーな生活をアップしている美女が「バイナリーオプションの勝ち方をレクチャーする」というもの。
投資で稼ごうと考えている男性をターゲットとし、美人な女性が稼げる方法をレクチャーしているLINEのスクリーンショットなどをSNSにあげてアピールする。
それに興味を惹かれた男性がコンタクトを取ってきたらレクチャー費用やツールの購入を勧めるという流れだ。
可愛らしい女性とやりとりができるというのは気分の良いものであるし、親密な会話をしているスクリーンショットを見れば「自分もあわよくば仲良くなれるかも」と期待してしまうという男性心理を利用した手法だ。
ハイローオーストラリア、ザオプションなど有名業者の名前を騙る
ネット検索してもヒットしないような無名業者から勧誘された場合に比べ、ちょっと検索すれば何万件もヒットする有名業者の名前を利用している場合、詐欺に対する警戒心が薄れるだろう。
「有名だから大丈夫」という安心感を逆手に取り、ハイローオーストラリアやザオプションといった世界的にも有名で実績のある業者名を持ち出すのも詐欺の手口で多いものの一つだ。
有名業者と関係があるように思わせ、実際のところは何の関係もない悪徳業者であることがほとんど。
しかも一度引っかかった業者を警戒しても、詐欺業者は無数に存在し、名を変え手を変え何度でも騙そうとする。
「現金プレゼント」などの嘘の企画で注目を集める
- セミナー申込者の中から抽選で現金を○万円プレゼント
- ツールを購入するとプレゼント企画への応募権利が得られます
- 今口座開設すると初期費用として○万円進呈
上記のようなプレゼント企画で人を釣り、セミナー参加費やツール購入費を騙し取る。
「明後日までの限定」「今日中の応募で確実に貰える」といった期限を設けて焦らせることで判断力を鈍らせる手法も目立つ。
SNSを検索すると「当たりました!」という投稿があったりもするが、確実にサクラである。
プレゼントという甘い誘惑に負けてお金を払ったり、個人情報を明かしたりしないよう注意したい。
マッチングアプリ、出会い系、街コンなどで偶然を装って出会い、詐欺に誘導する
マッチングアプリや街コンなどで偶然を装って近づき、親しくなって心を許してきたところで突然投資の話を持ちかける。
知人・友人からの勧めであれば警戒も緩み、簡単にお金を払ってしまう人も多い。
また、情からなかなか辞めることができないという人の心理も利用して搾り取れるだけお金を奪い取ろうとするので、少しでも怪しいと感じたら関係を遮断するのが正しい判断だ。
バイナリーオプション(自動売買ツール・高額情報商材・塾)が本当に詐欺であるか、見分け方
バイナリーオプションの投資を始める前に、まずは詐欺かどうかをしっかり見極めて不用意にお金を払わないようにすることが大切だ。
また、すでに始めている人でも「もしかして…」と疑わしく思う部分があるのであれば、下記のポイントを参考に詐欺かどうかを判断して欲しい。
「確実」「100%」「絶対」といった言葉を多用する
バイナリーオプションに限った話ではないが、投資関連の詐欺はほとんどが「確実」「絶対に」「100%成功保証」といった強い言葉を使う。
しかし、投資市場において確実という言葉は本来使うべきではない。
予想しきれず当たり外れがあるからこそ投資が成り立つのであり、必勝法が存在しているならば既に周知の方法になっているはずだ。
そして負ける人がいなければ業者も利益を得られず潰れてしまう。
上記のような強い言葉で広告を打ったり勧誘をしてくる場合は詐欺だと断定しても良いだろう。
業者の情報が調べてもちゃんと出てこない
悪徳業者や業者を語った詐欺集団の場合はインターネットで検索をかけてもちゃんとした情報が出てこないことが多い。
しっかりした公式サイトがあるように見せかけても、都合の悪い情報は載せられないので会社概要などを見ると運営元の住所や電話番号、代表者名などが一切記載されていなかったりする。
まずは最低限運営元の情報が漏れなく記載されていることをチェックしよう。
そして次に重要なのが「金融ライセンス」を持っているかどうかだ。
ハイローオーストラリアなどの有名業者のサイトを見ればわかるが、各国の基準を満たした金融ライセンスを取得し、その旨もしっかり掲載している。
この金融ライセンスの有無は優良業者か否かの判断に非常に大切になる。
ライセンスを持っていない、そもそもライセンスに触れもしない業者に関しては詐欺であると決め付けてしまっても良い。
有料ツールの価格が相場からかけ離れすぎている
バイナリーオプションの有料ツールは、もちろんちゃんと使えて実際に利益を出しているトレーダーが利用しているものも存在している。
しかし、優良なツールでも相場は数万程度であり、無料ツールでもうまく使えば十分に利用できるほどだ。
自動売買ツールの詐欺の場合、最低10万ほどから高い場合は100万円といったとんでもないぼったくり価格で設定されていることが多いため金額である程度怪しい業者のふるい落としができる。
「絶対利益が出せる」という言葉に惑わされてすぐに購入を決めず、まずは無料ツールを使ってツールというものがどんなものなのかを理解してから考えてみても遅くない。
そもそも購入期限を設けて煽ってくるのであれば詐欺と考えて問題ないので、冷静に判断するようにしよう。
バイナリーオプション(自動売買ツール・高額情報商材・塾)で詐欺にあってしまったら状況・情報の整理をしよう【証拠集め・裏付け】
気をつけているつもりでも、詐欺の手口は年々巧妙かつ複雑化しており決して甘くみてはならない。
もしバイナリーオプションの詐欺に引っかかってしまい、騙し取られたお金を取り戻したいと考えているならば、まずは情報集めと整理が必要だ。
実はバイナリーオプションの詐欺はクーリングオフや返金が難しいと言われている。
勧誘を受けたりしつこい説得をされていたとしても、ネットを介して自身で購入をしてしまった場合は「自主的に購入した」と判断されクーリングオフの対象として認められないのだ。
なんとか返金に持ち込もうとしても、証拠が不十分だとなかなか話が進められない上にその間に相手に逃げられてしまう可能性もある。
まずは焦らず、冷静に状況を整理し返金交渉に有利になる情報をまとめよう。
- 詳しい被害状況
被害にあった日時、被害額、利用した口座情報、購入履歴や領収書等、入金の履歴、契約を締結した時の書類など - 詐欺業者や詐欺セミナーなどの情報
運営会社名、代表者名、住所や電話番号、メールアドレス、口座情報など。
サイトを運営しているなら、そのURLページ画面のスクリーンショットも必ず残しておこう。 - 被害にあったいきさつや相手とのやりとり
詐欺を行った業者や個人とどのように出会ったか、勧誘された内容や購入に至った経緯をできるだけ詳しく。
メールやメッセージアプリの画面のスクリーンショット、電話の録音は動かない証拠となるので絶対に消さないこと。
「こんな情報も必要?」と疑問に思っても、とにかく情報は多いに越したことはない。
相手をしっかり追求して追い詰めるための武器だと思って些細なことでも必ず記録しておこう。
問い合わせ相談窓口や電話・通報連絡先:実際にバイナリーオプション詐欺(自動売買ツール・高額情報商材・塾)にあった場合の解決方法と手順【どこに連絡・相談するべきか?】
①自力解決!?バイナリーオプション詐欺(自動売買ツール・高額情報商材・塾)を提供していた運営者へ問い合わせる【運営元とご自身でやり取り】
詐欺業者や騙してきた相手と直接対決し、返金交渉を試みるのは一つの手段ではあるが、基本的に知識が乏しい素人が話を持ちかけても解決は難しいケースの方が多い。
下手に連絡を取ると相手側が突然全ての情報を消去して逃げてしまい、手の打ちようが無くなってしまう危険もある。
しかし、情報も揃っており、交渉の技術に自信がある人であれば時間やお金をかけずに被害金を取り戻せる可能性も0ではない。
一番手っ取り早い方法なので、とにかく相手を取り逃さないよう急いで行動を起こす必要があるならば試してみる価値はある。
メリット
- 相談窓口に問い合わせする時間が省け、弁護士・司法書士に依頼したときのように費用がかからない
- 他人を巻き込まないので、秘密裏に行うことができる
- 相手が返金に応じてくれるなら最も手っ取り早い手段
デメリット
- 投資や法律知識が豊富で交渉技術を持っている人であっても、返金に成功する可能性は低い
- 手間取っている間に詐欺業者に逃げられてしまうケースも
- 怒りや焦りから無理やりな交渉を持ちかけると、逆に詐欺の相手側から「脅迫」「名誉毀損」などで訴えられてしまうリスクも
②バイナリーオプションの詐欺被害(自動売買ツール・高額情報商材・塾)について無料で相談できる窓口へ連絡・通報
自力での解決が難しいと感じたら、すぐ下記で紹介するような窓口に相談をしよう。
どの窓口も公的機関が運営しているため安心して利用できる上、無料なのでお金の心配もない。
国民生活センター(消費者ホットライン)
国民生活センターは消費者が抱える問題を全般的に扱う独立行政法人である。
全国から寄せられる消費者トラブルの相談事例や詐欺業者の情報などを集積・研究をし、相談者に対して問題解決に向けたアドバイスを行ったり、実際にトラブル解決へ動く「あっせん」も行っている。
国民生活センターが運営する消費者ホットラインに電話をすると、各自治体に設置されている相談窓口「消費生活センター」を紹介してくれる。
直接最寄りの消費生活センターに相談の電話をしても良いが、まずは消費者ホットラインに問い合わせることで、よりスムーズに適した窓口へ誘導してくれる。
バイナリーオプションの詐欺被害者は多く、国民生活センターにはたくさんの事例の報告や相談が集まる。
少しでも「詐欺かも」と感じたら、本当に騙されているかどうかの判断のために相談をしてみるのもいいだろう。
消費者ホットラインは局番なしの188(いやや)と覚えやすいので、頭に入れておけばいちいち電話番号検索などをしなくてもかけられるのもメリットだ。
金融サービス利用者相談室
金融庁が運営する「金融サービス利用者相談室」は投資のトラブルの相談を受け付けている窓口だ。
電話をするとまず被害の概要をリスニングし、専門の相談員へ取り次いでくれる。
金融庁には日々様々な投資関連のトラブルが寄せられているため、過去の事例や解決の記録から今後やるべきことの道筋や相談すべき機関などのアドバイスがもらえる。
ただ、こちらの窓口は直接問題解決へ動くものではなく、あくまで相談を受け付けて状況の整理をし、解決に向けたアドバイスを行うに止まるという点は注意が必要だ。
電話窓口は平日10:00~17:00であるが、ファックスやウェブサイトからの相談受付は24時間なので、昼間に時間が取れない人はまずWEBからコンタクトを取ってみるとスムーズである。
適格消費者団体・特定適格消費者団体
適格消費者団体は悪質な業者の被害が拡大する前に、「消費者団体訴訟制度」を利用し事業者に対して訴訟を起こして誇大広告やしつこい勧誘、不当な契約の差し止めを行うことができる団体だ。
また適格消費者団体の中でも、様々な要件を満たした「特定適格消費者団体」であれば、返金請求訴訟を起こして消費者の被害回復をすることも可能。
ただ、訴訟を起こすには同じ事業者に対して被害者が多数必要であり、証拠もしっかり集まらねばならない。
しかし集団訴訟が起こせれば、弁護士費用を被害者みんなで分割するので弁護士費用も抑えられる上、証拠も全員で共有できるというメリットも。
まずは詐欺案件の報告をかねて連絡をし、同じ被害を受けている人がいないか確認してみよう。
最寄りの団体はこちらのページから確認できる。
警察相談専用窓口
110番のような緊急性がないが、警察に相談したい・報告したいことがある時に利用できるのがこの「警察相談専用窓口」である。
警察にはバイナリーオプション関連の詐欺を含む様々な詐欺事例の情報が集まるため、過去の記録から今後どのように対応すべきか警察目線のアドバイスをもらうことができる。
相談専用窓口の名前の通り、あくまで相談を受けてアドバイスを行うのが対応範囲であるが、「もしかして騙されてる?」という不安を警察に直接話すことができるのは心強い。
電話番号は#9110と覚えやすいので、バイナリーオプション業者とのやりとりで疑わしいと感じる瞬間があればすぐ連絡して状況を相談してみよう。
メリット
- 公的機関が運営している窓口なので安心して相談できる
- 適格消費者団体で集団訴訟が起こせれば、訴訟の費用を抑えたり被害者同士で証拠を多く集められる
- 詐欺被害を受けて右も左もわからない状況でもしっかりと相談に乗ってもらえる
デメリット
- 特定適格消費者団体による集団訴訟のためには、同じ事業者に対して被害を訴える人が多数必要であり被害数が少ないと訴訟自体できない
- 対応時間が限られるため、人によっては利用しにくい
- 基本的に直接被害回復に動いてくれる窓口と言うよりはアドバイスや専門機関の紹介が中心
③法律事務所への依頼で被害金を取り返す!!バイナリーオプションの詐欺被害(自動売買ツール・高額情報商材・塾)について弁護士・司法書士へ相談
自力での解決は難しい、そして公的機関へ相談を持ちかけているがあまり状況が芳しくない…そんな時は早めに法律事務所への相談へ切り替えてしまう方が解決へ動く可能性が高い。
法律のプロである弁護士や、悪徳業者に対して内容証明を送ることができる司法書士であれば、直接詐欺集団へ働きかけることが可能だ。
自分自身で交渉を持ちかけた時には全く相手にしてくれなかった業者でも、弁護士が介入した途端面倒ごとを避けるためにあっさりと返金対応するケースも少なくない。
それほど詐欺集団側としては面倒臭い相手となるため、とにかく返金を求める場合は弁護士や司法書士に頼るのが一番近道なのである。
ただ、例え実績豊富で優秀な法律事務所であったとしても、証拠が不足していたり時間が経ちすぎて相手が逃げてしまっていては解決が難しくなってしまう。
早め早めの行動が非常に大切だ。
無料相談を行っている事務所も多いので、まずはそういった法律事務所を探して連絡を取ると費用面も気にせず話をすることができるのでお勧めである。
メリット
- 個人レベルではできない、法律知識ベースの交渉を行ってもらえるため成功率も高い
- 弁護士や司法書士が出てきた時点で諦めて返金に応じるケースもある
- 依頼してしまえば全て法律のプロにお任せなので自分自身労力をかけることがない
- 相談無料の法律事務所も多いので費用面が不安な人も安心
デメリット
- 依頼するには費用がかかり、被害額によっては大きく赤字になってしまうことも
- 証拠不十分、被害から時間が経ちすぎているなどの悪条件が重なると、弁護士や司法書士であっても返金を勝ち取れない可能性がある
- バイナリーオプション詐欺は解決が難しく、弁護士であっても確実に返金になるとは限らない
結論:「絶対」「確実」といった甘い言葉には要注意!詐欺にあったら早めの行動が返金の確率を上げる
バイナリーオプション(BO)は少額からでも始められるため、初心者を含めて人気のある投資方法であるが、それ故詐欺の温床とも化しており注意が必要だ。
バイナリーオプションに限った話ではないが、お金を騙し取ろうとする詐欺業者は投資者心理をくすぐるような甘い言葉で誘いをかけてくる。
しかし為替取引の値動きを人が完全に予測することなど不可能であり、「確実」や「100%」がない世界だということをまず念頭に置いておいて欲しい。
もし詐欺に引っかかってしまった場合や「これは詐欺では?」と疑わしく感じた場合は、しかるべき機関や窓口にできるだけ早めに相談しよう。
「この程度の話で相談するのも…」と遠慮をする必要はない。
特に公的機関の運営する窓口においては、詐欺の事例を情報として収集したい側面もあるので、些細なことでも積極的に相談すると良い。
バイナリーオプション(BO)詐欺の被害回復のためには、とにかく相手よりも先回りするスピードが大切なので、タイミングを失わないよう注意しよう。
騙し取られてしまったお金を取り戻したい場合は、最終的に弁護士や司法書士への依頼が一番近道だ。
依頼には費用も発生するため慎重に決断をする必要はあるが、早めに返金交渉を行った方が成功率は高い。
まずは無料相談を設けている法律事務所や法テラスを利用してみるのがおすすめだ。
当サイト人気No.1の法律相談窓口【相談料0円・無料】
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