騙された!?アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺被害にあった場合の解決方法と手順【騙し取られたお金を取り返す・取り戻す】
目次
- 1 騙された!?アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺被害にあった場合の解決方法と手順【騙し取られたお金を取り返す・取り戻す】
- 2 アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺とは?
- 3 問い合わせ相談窓口や電話・通報連絡先:実際にアダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺詐欺にあった場合の解決方法と手順【どこに連絡・相談するべきか?】
- 4 結論:アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺にあったら諦めずに法律の専門家へ相談しよう!
アダルトサイトに関する架空請求やワンクリック詐欺は、インターネットが普及し始めた数十年前から行われている詐欺である。
- いまだにアダルトサイトの詐欺による被害が絶えない理由
- 手口がますます巧妙になっているということ
- いつの時代もアダルトサイトの需要が高い
登録した覚えのないアダルトサイトから、ある日いきなり「登録ありがとうございます。登録料として○万円を振り込んでください」という連絡が来る、何気なしに動画をクリックしたら突然契約したという画面が開き、契約料を支払うように言われる…このようなアダルトサイト関連のトラブルが後を絶たない。
アダルトサイトからという後ろめたさも手伝って、数万円どころか何百万円という大金を騙し取られるという深刻な被害報告も少なくなく、国民生活センターや警察も注意を促しているがいまだ架空請求やワンクリック詐欺は消えることがない。
それどころか、インターネットの発展やスマートフォンの広い普及によって、ますます手口も巧妙化してきている。
あまりに多い発生件数に、警察も対応が追いつかないという状況だ。
さらに「家族や周りにばれたくない」「恥ずかしい」という思いから、誰にも相談できないままお金を払い続け、ただただ詐欺に言われるがままに搾取されるケースも多発。
原因がアダルトサイトというだけで、普段なら絶対詐欺に引っかからない自信がある人でもカモとなってしまう危険があるのだ。
以前はインターネットに知識が薄い高齢者がターゲットの中心となっていたが、近年は若年層の被害も増えてきた。
「自分は大丈夫」と過信せず、架空請求やワンクリック詐欺に関する正しい知識を持って騙されないよう対策することが大事だ。
今回は進化し続ける悪質なアダルトサイトの架空請求・ワンクリック詐欺に関してどのような種類や手口があるのか、また詐欺の見分け方について解説していく。
もし今すでに詐欺に遭って困っている人向けに、問題解決のための窓口についても紹介するのでぜひ参考にして欲しい。
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アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺とは?
アダルトサイトを閲覧もしくは閲覧しようとしただけで、突然請求画面が現れ高額な利用料を請求したり、登録をした覚えもないのに登録料を請求するのがアダルトサイトの詐欺である。
請求方法は様々で、メールだけでなくハガキや電話によりいかにも未払い金があるかのようなもっともらしい文章を連ねて脅したり、「法的処置」といった言葉をちらつかせることもある。
中にはアダルトサイトを閲覧した覚えがなくても、突然電話やメールがあり「登録されている」「支払いが確認できない」と催促のメールが届くケースもある。
またサイトの閲覧中「18歳以上ですか?」「はい」「いいえ」といった文言が現れ、うっかり「はい」をクリックしてしまうと登録完了となり高額な登録料を請求されるなど、一度のクリックで騙されてしまうということで「ワンクリック詐欺」と呼ばれている詐欺もある。
また、アダルトサイト関連の架空請求やワンクリック詐欺は最近始まった話ではなく、インターネットが誕生したばかりの時期からすでに同じような詐欺被害は報告されていて、常に警察や国民生活センターなどが警告をしているがなくなることのないトラブルだ。
近年はスマホの普及によってさらに詐欺ターゲット層が広がっている。
そもそも登録や契約をした覚えのないものに対しての請求は有効なのか?という点が一つ重要なポイントだ。
実際、多くのケースでは「登録した」「契約成立した」という言葉のみで、実際は全くその事実がなく請求を無視して問題がない。
登録や契約を告げる文面もよくよく読めば、個人を特定する名前や連絡先が記載されているわけではなく、不特定多数に向けて作成されているものだということがわかるだろう。
まずは落ち着いて、どのような種類の詐欺なのか、どういった手口を使ってきているのかをしっかり見極め、正しい対策方法を選ぶことが大切である。
アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺の種類について
アダルトサイトを閲覧する人々は、より新しく刺激的な内容の動画を求めて検索を繰り返すと言われている。
もしかするとその中に、危険な詐欺サイトがあるかもしれないということは頭の片隅にありつつも、誘導されるがままに危険な道を進んでしまう人も多い。
一方、好奇心からアダルトサイトに立ち寄ったものの、やはり閲覧はやめておこうと思った矢先に請求画面が表示され、利用もしていないサイトの利用料を支払わされるということもある。
また、アダルトサイトとは全く無縁の生活を送っているにも関わらず、突然督促のメールや電話があり「もしかしたら誤ってクリックしてしまったのかも・・・」と不安になり言われるがままに料金を振り込んでしまうというケースもある。
架空請求
架空請求とはその名の通り、本来存在しないはずの支払いをでっち上げ、強制的に支払わせるよう仕向ける詐欺である。
突然知らないメールアドレスから「先月の利用額○万円を請求します」という身に覚えのない連絡がきたり、電話やはがきで支払いの催促をされるという事例もある。
多くの場合はメールアドレスや電話番号、住所等の個人情報が何かしらの原因で詐欺師に漏れたことから始まる。
直接個人の連絡先に請求が来たとなると、焦りから判断力を失って支払わなくて良いお金を払ってしまい、結果大金を騙し取られてしまう。
ワンクリック詐欺
アダルトサイトの動画再生ボタンを押したり、送られてきたメールにあったURLをクリックしたら「登録ありがとうございます。登録料として○万円を振り込んでください」などと書かれたページに飛ぶというのがいわゆる「ワンクリック詐欺」と呼ばれるもの。
ワンクリック詐欺の怖いところは、クリックした人全員に対して表示されるページなのにも関わらず、自分宛に請求が来たと思い込ませてお金を支払わせてしまうことだ。
アダルトサイトを閲覧中だったという状況で「ばれたくない」「恥ずかしい」という思いが先行してしまうと、冷静な判断ができず詐欺師の思う壺である。
基本は無視でOKだが…巧妙な手口もあるので注意
個人宛に直接請求が来ても、ワンクリック詐欺で請求を迫るサイトに誘導されたとしても、ほとんどの場合は無視してしまえば問題ない。
むしろそれに反応して連絡をとってしまうことで個人情報が相手に伝わってさらに状況を悪化させてしまう。
ただ、注意したいのが近年見られるようになってきた巧妙な手口である。
何気なしにクリックしただけなのに、本当に登録や契約を結んだ状態にされてしまうことがあるのだ。
次項で架空請求やワンクリック詐欺の手口について詳しく解説しよう。
アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺の手口について
無料サンプル動画、無料ダウンロードなどでクリックを誘う
ワンクリック詐欺による架空請求の多くは、何気なしにクリックしてしまうボタンに仕込まれている。
最も多いものはやはり「無料」という言葉。
無料動画や無料ダウンロードは見る人側からすると非常に魅力的であり、気になるものだ。
無料ならいいかな、ととりあえず軽い気持ちでクリックしてしまう。
気になるからといって端から再生ボタンやダウンロードボタンを押してしまうと架空請求ページに飛ばされるリスクが高まる。
出どころがわからないアダルトサイトの場合は不要にクリックしないよう注意せねばならない。
フィッシングページに飛ばして個人情報を抜き取る
ワンクリック詐欺で表示されるのは、クリックした人が全員表示される不特定多数向けのページである。
しかし、「登録しました」「ご契約ありがとうございます」といった言葉が並んでしまうと、つい「本当に契約してしまったのか?」と不安になるだろう。
そこで、「登録した覚えがない方はこちらにメールアドレスを入力してご連絡ください」「契約解除方法についてお送りしますのでメールアドレスをご入力ください」といった文言をページ内に記載し、そこから個人のメールアドレスを入手するというフィッシングのような手口が利用されている。
個人の連絡先が手に入れば、直接請求書データなどを送りつけることもでき、架空請求を成立させやすくなる。
わかりにくい場所に利用規約で契約や登録について記載する
ほとんどの場合は架空請求ページが表示されてもページを閉じて無視してしまえばそのまま被害に遭わずに済む。
しかし、利用規約に登録や契約の条件について記載があり、ワンクリックでも本当に契約状態になってしまうサイトも存在している。
- 動画再生ボタンを押した場合、契約(登録)に同意したとみなす
- ダウンロードの利用に際しては有料登録が必要となり、ダウンロードを行った場合有料コース登録に同意したこととなる
このような利用規約が実はページのどこかに記載されており、知らず知らずのうちに契約を結んだり登録を行ったことになってしまうのだ。
利用規約はわかりにくい場所や見にくい文字色などで、簡単には見つけられないように工夫されている。
少なくとも記載がある時点で、「利用規約に書いてあります」という詐欺師側の主張も正しいと言えてしまうのだ。
ワンクリックウェアを利用して請求画面を強制的に表示させる
ワンクリック詐欺の手口として、特定のボタンをクリックした際にワンクリックウェアと呼ばれるソフトをインストールして強制的にパソコンの画面に請求画面を表示し続けるというものもある。
ソフトをアンインストールしない限り、どんなに画面を消しても定期的に請求を促すページが表示されるという非常に迷惑な手口だ。
悪質なソフトだということを理解して対処できる人ならば良いが、パソコンに詳しくない人にとっては理由がわからず恐怖でしかない。
なんとか画面を消したくて、根負けしてお金を払ってしまうのだ。
その他:手法や手口は様々
突然現れた請求画面や、送られてくる督促メール、架空請求の方法は様々だが、中には閲覧中シャッター音が鳴り「写真を撮った」という文言が表示されたとか、サイレンのような音で不安を煽ったり、請求画面を消そうと思っても消えない状態が続くといった利用者に大きなストレスを与える手口も見られる。
また、「電話やメールなどで退会申請をしない場合、登録に同意したものとしてお支払いをいただく」という誘い文句で、電話番号やメールアドレスを取得し執拗な取り立てを行うこともあり悪質なものになると、その精神的なダメージは計り知れないが、アダルトサイトの利用を家族に知られることを恐れて支払いを行う人も多い。
他にもアプリをダウンロードさせ個人情報を盗んだり、様々なアカウントを乗っ取るといった金銭以外の損害を与える手口もある。
アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺が本当に詐欺であるか、見分け方
アダルトサイトの詐欺にあったかどうかは瞬時にわかる場合が多い。
利用規約への同意や「購入」、「登録」といった言葉が一切出てこない状態で料金を請求されるということは通常ありえない事態である。
入会や登録もしていないサイトに対して退会申請をするために、電話や直接メールを求めるといったことも、落ち着いて考えれば怪しいのは明白だ。
「登録の証明書を郵送します」といった文言も、閲覧やワンクリックだけでは知りえない住所などの情報を取得したと言っているのと同じだと考えれば詐欺であることは一目瞭然である。
しかし、実際に当事者になってみたり、リアルタイムで詐欺被害を受けていると焦りもあり、冷静な判断もできないケースも多々ある。
また、最近ではディティールにこだわっているアダルト詐欺も多く、詐欺かどうかの判別もつかないまま、ユーザーの焦りを誘い、精神的な隙や冷静さを欠如させるための緻密な動線設計や仕組みを用いて欺いているケースが見受けられる。
以下ではアダルトサイトにおける架空請求やワンクリック詐欺が「本当に詐欺であるか」その見分け方をご紹介する。
マイナーなサイトの場合は運営会社情報や利用規約を先に確認する
アダルトサイトにも大手と言われるものや人気のサイトがある。
そういったサイトは、基本的には詐欺に遭うような危ないことは起きにくい。
しかし、出どころがわからないようなマイナーなサイトから動画再生やダウンロードを行う場合は要注意。
そもそもお金を騙し取るために作られた詐欺サイトである可能性も高く、あっという間にワンクリック詐欺や架空請求の餌食になってしまうかもしれない。
安易にクリックをするのではなく、まずはページ全体を見て、運営会社情報や利用規約を探してみよう。
運営者の情報がなかったり、利用規約がないのに有料サービスを提供している時点で詐欺だと断定できる。
また、利用規約に「動画クリックで自動的に登録完了」「ダウンロード利用で有料コースの契約をしたとみなす」といった文言がないかも先にチェックすることで、悪質な手口を避けることもできる。
詐欺被害が起きていないか、サイト名でGoogleやtwitter検索をしてみる
ちょっとでも「怪しいな」と感じたら、サイト名でGoogle等のネット検索をしたり、Twitterでキーワード検索をしてみると良い。
すでに詐欺被害が起こっているサイトの場合は、サイト名でネガティブな評判が出てくることだろう。
もし「騙された」「架空請求がきた」というような記事やTwitterの呟きが見られたら、サイトの利用を辞めれば良い。
できたばかりのサイトだったり、まだ被害が起きていない場合はこの方法で詐欺を炙り出すのは難しいが、まずはネットの情報が一つの判断材料になるのは間違いない。
請求に際して、本当に自分宛のものなのか確認する
アダルト動画のクリックで請求画面が表示された場合、まずは焦りで判断力が低下してしまう。
しかし、一旦一呼吸を置いて、その請求が本当に自分宛のものなのかをしっかり読み込んでみよう。
ワンクリック詐欺や架空請求の場合、そもそも個人を特定して請求画面を作っているわけではない。
よって、「あなた」とは書かれているが自分の名前や連絡先などは一切記載されていないはずだ。
その場合は不特定多数向けの請求画面なので、そのまま閉じて無視してOKである。
慌てて相手に直接連絡してしまうと、そこから個人情報がバレて本当に請求書を作られてしまう可能性もあるので、絶対にこちらから連絡を取ることはやめよう。
支払いをあの手この手で煽ってくるのは詐欺の証拠
架空請求には「常套句」と言われるものがある。
相手を焦らせたり判断力を落とすために使う煽り文句があるのだ。
もし下記のような言葉を見かけたら、詐欺だと判断して近付かないようにしよう。
- お客様のパソコン(スマホ)の情報はデータベースに登録されました
- 間違えて契約・登録の場合は退会申請をメールでお送りください。本日より○日間申請なき場合は誤操作登録であっても料金を請求します。
- お支払いいただけない場合は、債権回収者が直接伺います
- お支払いが無い時は端末情報からご自宅やご家族にご連絡します
こういった「どうしよう」と焦らせる煽り文句を多用することで、どんどんと相手を精神的に追い詰めるのが詐欺の手口である。
サイト上のボタンをクリックしただけで端末情報が抜かれて個人情報が漏れることは無い。
煽られても動揺してすぐお金を支払うことはせず冷静に相手の出方を見るようにしよう。
アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺で詐欺にあってしまったら状況・情報の整理をしよう【証拠集め・裏付け】
アダルトサイトから不当な請求を受けてお金を払ってしまった、まだ払っていないがしつこい請求に困っているという場合は、問題解決に向けて早めに動き出そう。
その請求が払う必要のないものだった場合、返金や請求の差し止めが行える可能性が高い。
アダルトサイトからの請求という、あまり人には知られたくない状況かもしれないが、泣き寝入りは詐欺にとって最も都合の良いカモになってしまう。
動揺する気持ちを落ち着かせてとにかく早く情報集めに取り掛かることが、早期解決への第一歩となる。
勇気を出して専門機関や弁護士・司法書士に相談するためにも、まずは詐欺の証拠や相手の情報などをまとめよう。
「アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺にあった」「詐欺師に何らかの情報を与えてしまった」「もしくは実際に金銭を支払ってしまった」等の場合において優先的に確認&行うべきことを下記にピックアップした。
- 詐欺にあったアダルトサイトの情報
- サイト名、URL、サイト運営者情報などを保存する
- サイトを消されたり情報を書き換えられる可能性もあるのでスクリーンショットも撮っておこう
- 詐欺被害にあった経緯、被害額
- 不当な請求があった流れ、クリックしてしまったボタンなど被害にあった時の状況
- 被害額がわかるもの(振り込みの履歴、クレジットカードの明細等)
- ※可能であれば忘れずに請求画面のスクリーンショットを撮っておく
- 詐欺サイト側とのやりとり
- メールや電話で詐欺サイトの運営とやりとりをしたならば、その画面スクリーンショットや電話の録音など
- サイトの運営元から送られてきたメールや文書、掛かってきた電話番号など全てを保存しておく
問い合わせ相談窓口や電話・通報連絡先:実際にアダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺詐欺にあった場合の解決方法と手順【どこに連絡・相談するべきか?】
①自力解決!?アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺にあった時に自分でできること【何もしない・連絡してしまったら直接やり取り】
まず前提として、お金を支払う前であればこちらから積極的に詐欺サイト側と連絡を取るのはやめた方が良い。
そもそも不当な請求であれば、無視してしまえば良いのである。
むしろこちらから連絡先を明かしてやりとりをしてしまうことでさらなる二次被害が起きる危険が高い。
また、アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺の場合、「写真を撮った」「端末情報を取得した」「登録証と請求書を郵送する」「3日以内に支払わなければ法的処置を講じる」と言った文言は全て「嘘」である。
ターゲットの不安を煽り、焦りという心理状態、家族に知られたくないという後ろめたい気持ちなどを逆手に取り、支払わせるための「嘘」なのだ。
つまり、架空請求をされた時点では詐欺にはあっておらず、詐欺師の誘導のままに電話やメールで連絡をしたり支払いをすることで初めて詐欺にあうことになる。
そのため、架空請求を受けた時点では「何もしないこと」が詐欺にあわずにすむ鍵なのだ。
すでにお金を騙し取られてしまい、返金を求める場合はまず連絡方法を確認しよう。
普段使っているメールアドレスや固定・携帯電話での電話はあまりお勧めできない。
メールで問い合わせできるのであれば、フリーメールを新規で作成して連絡用にするのが安心だ。
最悪詐欺サイトにメールアドレスを悪用されたとしても、アカウントを消してしまえば良い。
ただ、自力で詐欺サイトに返金を求める申し出をしたところで、相手側が応じる可能性は非常に低い。
「登録した覚えはない」「請求される理由がない」と強調したとしても、あの手この手で丸め込もうとしたり、ついには強い言葉でお金を払うよう言ってくるかもしれない。
一人で解決しようと意気込みすぎず、サイト側が返金に応じなかった証拠や脅しに近い支払い要求をしてきたという証拠集めの一環と考えて行うくらいがちょうど良いだろう。
自力で解決の手段を選択した場合のメリットとデメリット(リスク)は以下の通りである。
メリット
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- 誰にも知られることなく自分一人でできる対策方法
- 自分で直接やり取りして、返金もされる、もしくは損害を与えないことの確約が取れれば、最小限のストレスと時間で解決できる
- 自分で直接やり取りして解決すれば費用がかからないので安上がり
- 弁護士や司法書士費用や、専門機関への相談の手間がかからない
- 相手からの返金拒否や、問い合わせに返信がないという事実も詐欺の証拠として利用できる
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デメリット
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- 相手は詐欺師(犯罪者)なので直接のやり取りは危険、詐欺師を相手に一人で戦うのはリスクも伴う
- 相手を過度に刺激しさらに大きなトラブルに発展する可能性がある
- 下手に連絡を取ると、個人のメールアドレス宛にさらにワンクリック詐欺のURLが送られてくるなど二次被害を起こすリスクがある
- 法的な知識や交渉力がない素人では詐欺師相手に返金を成功させるのは難しい
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②アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺について無料で相談できる窓口へ連絡・通報
詐欺の中でも、アダルトサイトでお金を騙し取られた場合、他の詐欺に比べて他人に相談するのは勇気がいるため、躊躇する人が多いかもしれない。
しかし、このような詐欺は世界的に行われており、日本でも多くの人が長年被害にあっている重大な犯罪である。
架空請求もワンクリック詐欺も立派な詐欺行為であり、「恥ずかしい」「人に言いづらい」という理由で黙っていては、詐欺師がさらにのさばるだけだ。
勇気を出して、まずは書きに紹介するような無料相談窓口へ連絡をしてみてほしい。
少しでも多くの詐欺サイトを摘発し、同様の被害を未然に防ぐためにも、また今後被害回復のために何ができるのかアドバイスを受ける上でも、まずは無料で相談できる窓口へ連絡や通報をすることを強くおすすめしたい。
一人で返金交渉に臨む場合も、最終的に弁護士や司法書士を頼る場合も、まずは公的機関の窓口に相談を持ちかけることで、解決へ向けての適切なアドバイスをもらうことができるので安心だ。
警察相談専用電話(#9110)
詐欺かもしれないと思ったらすぐに連絡して欲しいのが警察相談専用電話である。
110番のように緊急性はないものなので、警察に相談したいがどの窓口へ連絡すればよいかわからない場合の窓口となる。
アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺についての情報量も豊富であると考えられるので、今後行うべきことについてのアドバイスも期待できる。
警察相談専用電話(#9110)についてはコチラ
警察サイバー犯罪相談窓口
インターネットに関わるトラブルに巻き込まれた場合は、警察にサイバー犯罪の専門相談窓口があるのでぜひ利用したい。
身に覚えのない請求が来たり、同意していないのに契約を迫られたりと言ったアダルトサイトでよく起きる詐欺事例に関してもこちらの窓口が担当だ。
警察に相談できることのメリットは、安心感だけでなく全国津々浦々から膨大な犯罪やトラブルのデータが集まることから、解決例を活用したアドバイスを受けられることである。
似たような方法で詐欺に遭った人が被害回復を行った例があれば、自分の悩みも同じような方法で解決できるかもしれない。
こちらの窓口に相談することで警察が直接解決に向けて動いてくれるわけではないが、まずは今後の流れを決めていくためにも警察のアドバイスを受けておくのは重要である。
全国のサイバー犯罪相談窓口はこちらから探してみよう。
消費者ホットライン
アダルトサイトでの詐欺被害は消費者トラブルの中でも件数が多く、国民生活センターも注意を促すページを作成するほどである。
国民生活センターが運営する消費者ホットラインは、消費者が抱える様々な悩みに対して幅広く対応する窓口である。
消費者ホットラインにかけるには、全国どこからでも「局番なしの188(いやや)」。
覚えやすく、「ここからだとどの消費生活センターに電話すればいいんだろう?」と調べる必要もないので、思い立った時にすぐ利用できる。
消費者ホットラインに電話して状況を話すと、最寄りの消費生活センターの専門相談員に電話を取り次いでくれる。
あとはしっかり詐欺の被害について話し、アドバイスを受けるだけだ。
消費生活センターではアドバイスや適切な機関の紹介にとどまらず、問題解決へ動く「あっせん」も提供しているため、消費者トラブルで困ったらまず最初に頼りたい窓口である。
消費者ホットラインはコチラ
適格消費者団体
同じ業者から同様の被害を受けた人が複数いる場合、適格消費者団体へ相談することで被害回復のために団体で戦うことができる場合がある。
また悪質な事業者に対して違法行為をやめるよう差し止め請求を行うことができるので、被害の拡大を防ぐこともできる。
アダルトサイトの架空請求や詐欺は被害にあう人が多いため、このような機関を利用することで返金・解決に向けた一歩を複数の人と一緒に踏み出すことができ、このことは大きなメリットといえる。
メリット
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- 無料で利用できるので、費用面の心配がなく、経済的に余裕がない人も安心
- 警察への通報により捜査が行われ被害の拡大を防ぐことができる
- 公的機関が運営する窓口なので安心
- 消費者トラブルに詳しい相談員や、サイバー犯罪担当の警察から直接専門的なアドバイスを受けることができる
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デメリット
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- 損害賠償を請求したい場合には弁護士への相談が必要
- 基本的にアドバイスや適した機関の紹介が主となり、トラブル解決に直接動いてくれるわけではない
- 公的機関なので受付時間が決められており相談したいタイミングで相談できない
(電話相談受付の時間は公的機関の開所時間に準ずるため、人によっては利用が難しいと感じることも)
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③法律事務所への依頼で被害金を取り返す!!アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺について弁護士・司法書士へ相談・依頼
自力での返金交渉がうまくいかない、専門機関への相談をしてみたが解決に至らない…そんな場合は早い段階で弁護士や司法書士への依頼を検討してみよう。
上記で紹介した方法でうまくいかなくとも、弁護士を立てて損害賠償請求の訴訟を起こせば騙し取られたお金が戻ってくる可能性が高い。
依頼するにはもちろん費用が発生するため、被害額とのバランスを考えなければただ赤字が出てしまうというリスクはあるが、本気でお金を取り戻したいと考えている人にとっては法律事務所への依頼が最も効果的な方法と言える。
「この状況だが返金は可能なのか」「最終的にどのくらい費用がかかるの?」という疑問は、法律事務所の無料相談を利用して先に解決しておこう。
最近は無料相談を設けている事務所が増えており、相談のハードルは決して高くない。
「弁護士って高そうだし…」「弁護士や司法書士を頼んで大ごとになったら…」と一人で悩んでいるうちに、詐欺被害の回復はどんどん難しくなっていく。
法律事務所は守秘義務を徹底している上、無料相談であれば自身にとってマイナスになることは何もないはずだ。
ぜひ取り返しがつかなくなる前に勇気を出して法律事務所の門を叩いてみよう。
メリット
- 自力解決が難しい案件でも弁護士・司法書士への依頼で返金に成功することも多い
- 弁護士・司法書士を雇えば、自身で詐欺集団と遣り合う必要がなく安全かつストレスフリー
- 無料相談を利用すれば、返金の可否や最終的にかかる費用に至るまでしっかりと話をした上で依頼を決めることができる
デメリット
- 依頼するには費用が発生するため、被害額によっては大きく赤字を出す可能性がある
- 弁護士・司法書士を依頼しても返金やトラブル解決は確実とは言い切れない
※弁護士や司法書士への依頼は費用がかかるイメージがあるが、中には完全成功報酬型を採用している事務所もあるため、依頼先の選定の際にはそれぞれの事務所の特徴や料金システムを参考にして欲しい。
結論:アダルトサイトの架空請求やワンクリック詐欺にあったら諦めずに法律の専門家へ相談しよう!
インターネットトラブルの中でも非常に発生件数が多い、アダルトサイト関連の詐欺。
アダルトサイトの利用自体、他人には決して知られたくないものであるため、突然の請求や督促などの詐欺行為は利用者を混乱させ困らせる、極めて悪質な詐欺と言える。
恥ずかしさや人にばれたくないという思いからつい大金を支払ってしまったり、相談できずに泣き寝入りになってしまうケースも多く詐欺にとって格好の金稼ぎの場所である。
そんな悪質な手口をのさばらせないためにも、安易にそこかしこをクリックしたり、利用規約や運営会社情報を確認せずにアダルトサイトを利用するといったリスクの高い行動はしないようにしよう。
もしワンクリック詐欺で請求画面が表示されてしまっても、まずは深呼吸して気持ちを落ち着け、しっかりページの隅々まで読んでみよう。
ほとんどの場合は請求に応じる必要はなく、そのままページを閉じてしまえば被害を受けることはない。
慌ててすぐにお金を振り込んでしまうのが一番良くない行動だ。
「これって無視していいの?」と判断が難しい場合は、画面のスクリーンショットを撮り、すぐに専門機関に相談を。
本記事で紹介した窓口であれば、安心して利用でき、正しい解決に向けてのアドバイスをもらうことができる。
そして万が一お金を騙し取られてしまったら、弁護士や司法書士のいる法律事務所への依頼も検討しよう。
あなたの大切な財産を詐欺師に易々と奪われてしまう前に、勇気を出して早めに専門家へ相談してみてほしい。
ネットのトラブルの場合、とにかく早く相談することが解決の近道なのだ。
当サイト人気No.1の法律相談窓口【相談料0円・無料】
■おすすめ②:イーライフ司法書士法人(旧:平栁司法書士事務所) ネット副業詐欺や情報商材詐欺被害の相談&返金に強いイーライフ司法書士法人(旧:平柳司法書士事務所)。 相談料・交渉料・着手金は0円!!依頼費用は詐欺業者から返金額の35%!!お金がない人でも安心。