騙された!?怪しい宗教や危険なカルト集団による詐欺被害にあった場合の解決方法と手順【騙し取られたお金を取り返す・取り戻す】
目次
- 1 騙された!?怪しい宗教や危険なカルト集団による詐欺被害にあった場合の解決方法と手順【騙し取られたお金を取り返す・取り戻す】
- 2 怪しい宗教や危険なカルト集団による詐欺とは?
- 3 問い合わせ相談窓口や電話・通報連絡先:実際に怪しい宗教や危険なカルト集団による詐欺にあった場合の解決方法と手順【どこに連絡・相談するべきか?】
- 4 結論:宗教やカルト集団からの被害に遭ったら勇気を出して第三者へ相談を!
「宗教」とは古くから存在するものであり、「仏教」「キリスト教」「イスラム教」など世界的に有名なものも多数存在する。
日本では海外に比べて「無宗教」の人口が多いが、特定の宗教を信じていなくとも寺院や神社への初詣、お祝い事に際した御祈祷など生活の中に文化として仏教や神道が根付いている。
普段特に信心深い訳ではなくても、合格祈願や安産祈願などで神様や仏様にお参りをするという人は多いのではないだろうか。
ただ、宗教の中にはいわゆる「カルト」「新興宗教」と呼ばれる、比較的新しい時代に生まれたものも存在する。
それら全てに当てはまる訳ではないが、新興宗教は過激な思想や執拗な勧誘、そして信者から大金を騙し取る霊感商法などで度々社会的にも問題になっている。
神の名を騙り、開運グッズに止まらず不動産といった巨額のものを信者に購入させたり、スピリチュアルなセミナーや除霊会などで高額な料金を請求したりと、もはやその実情は「宗教ビジネス」と呼べるほどだ。
人々の抱える不安や悩みを金に変え懐を潤すという行為は、非常に卑劣であり許されるものではない。
また、カルト宗教による被害は金銭面だけでは終わらないのも恐ろしいところ。
洗脳状態に陥った信者は次々と身近な人に勧誘を始めたり、お布施やグッズ購入によってお金が回らず家族や友人に借金を繰り返すなどして、築き上げてきた人間関係をも失うことになる。
そして身近な人たちを失った信者は、信者同士でコミュニティを形成してさらに破滅の道を進んでいくというのが宗教詐欺で全てを失った人々のシナリオだ。
今回は怪しい宗教、カルト集団による詐欺に焦点を当て、詐欺の種類や手口について紹介する。
どのような詐欺が存在し、どんな手口で人々を騙そうとするのか知識をつけておくことは身を守るためにも大切だ。
本記事ではもし自分自身や身近な人が宗教詐欺に遭った時にどのように行動すべきかについても解説しているのでぜひ最後まで目を通してみてほしい。
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怪しい宗教や危険なカルト集団による詐欺とは?
日本においては「宗教」という言葉自体に「怪しい」「胡散臭い」と感じる人が多い。
海外では信じる宗教があるということは至極当然のことであり、毎週ミサへ出向くキリスト教徒や毎日決まった時間に祈りを捧げるイスラム教徒など宗教と共に生きている人がたくさんいる。
しかし、日本においては正月は初詣に寺や神社に出向き、何かお願い事があれば絵馬に書いて神や仏に祈り、クリスマスはケーキやプレゼントを買って祝うという様々な宗教の文化が混じり合った文化が根付いている。
一神教を信じる欧米人からすると、この「多神教」とも言える日本の文化は少々異様に映るようだ。
これは逆を返せば「どの神もこれといって信じていない」という「無宗教」の状態に近く、それがスタンダードな日本では「宗教」は逆に異端なもの、怪しいものというイメージがついているのである。
ただ、「神頼み」という言葉があるように、神へ成功を祈ったり安全をお願いしたりという行為は誰しも一度は経験があるはずだ。
何か不安がある時、心に安寧が欲しいとき、やはり人は何かスピリチュアルな力に頼ろうという心理が働く。
心身が弱っている時こそ、何かよりどころが欲しいと思うのは当然のことである。
手近なところではおみくじを引いて自分の未来を考えてみたり、お守りを買って身に付けるというものがあるが、この延長線でどんどんと話が大きくなっていくと「特定の宗教に入信する」というのも選択肢の一つに入って来ることになるだろう。
ここで問題になっているのが、今回取り上げる怪しい宗教やカルト集団による詐欺被害だ。
古来から世界中で信じられてきた宗教以外にも、カルト宗教や新興宗教と呼ばれる新しく生まれた宗教は日本国内にも数え切れないほど存在する。
数十人程度で活動しているものから、日本全国に何万人もの信者を抱えるものまでその規模は様々だ。
何か目に見えないものを信じ、力を得ようとすることは決して悪いことではない。
しかし、こう言った新興宗教の中には悪質な手口で信者からお金を巻き上げているものも存在しており、神の名を騙りながら人々から大金を騙し取るという行為はもはや詐欺と言って良いだろう。
カルト宗教で人生崩壊?!ネットから見る怪しい宗教による被害の実態
怪しい宗教やカルトに自分自身や家族、友人がはまり大変な目にあったという実際の体験についてネットに書き込んでいる人も多い。
こう言った体験談からは、カルト宗教の恐ろしさを垣間見ることができる。
家庭崩壊、自己破産…カルト宗教による悲惨な被害を知る人
鬼滅の刃もそうなんだけれど、家族愛を題材にしたストーリーを見ると複雑な気持ちになる。普通に感動するんだけれど、宗教二世やら自己破産やらして家族仲も悪く親戚からも疎まれていた自分の生い立ちを考えると、感情移入しにくいというか。自分にはなかった世界だな、ってどこか冷めて目で見てしまう
— 山椒 (@n5_fih) October 2, 2021
宗教嫌いになったのは小学五年生のとき。友人のヨッチのお母さんが毎朝熱心にお経を唱えているので何でと聞くと「人間が幸せになるようによ。さとしくんもやりなさい」…半年後、ヨッチのオフクロは男作って蒸発。家庭崩壊。それ以来、新興宗教のたぐいは信用しておりません。
— オクダサトシ (@GreatTogo) April 20, 2011
母親の宗教のせいで昔から家庭崩壊しているので実家は頼れません、と言った時に『家庭崩壊する新興宗教と言ったら…えっと…、もしかして、JW?』ってケアワーカーさんに言われた。
そんなに有名なのね。自業自得で家庭崩壊させたくせに、迫害被害者ぶってるのが尚腹立たしい。十二分に苦しめよ。
— Snaker.I.was.JWⅡ (@j_jsadi_isad) September 14, 2019
うちの母親が新興宗教にハマって家庭崩壊したんですよ。
そこからシビアな目で見るようになりましたね。宗教、洗脳、マインドコントロール辺りは。 https://t.co/bEGnqDIR1T
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) May 15, 2018
カルトや怪しげな宗教にはまったことにより、大金を失ったり家族仲が悪くなって金銭的にも人間関係も破綻するという体験をした人は、実は身近にもいるのかもしれない。
そのくらいネットには宗教がらみの被害を訴える人の声がたくさん存在している。
親の影響で自分も信者に…カルト宗教をやめたいと苦しむ人も
宗教やめたい
普通の人になりたい…なんで1月1日に宗教関係でどっか行かなきゃならないの…
だけど辞めたいとお父さんに言えないんだよな
怖くて— インパルス竹田 (@inpulcetakeda) December 25, 2020
わかるなあ。
私の母も大学へ行きたかったなら、あの時行きたいって言ってくれれば良かったのにって言うの。
いやいや、何度も宗教やめたいって言ったわ、それを包丁とかロープ持って脅したの誰だよ。そんなこと何度もされたら戦う気無くすに決まってるだろ(笑)
って毎回言って落ち込ませてる😋 https://t.co/G01ZtBCzXX— kono (@cantawrs) March 23, 2021
「宗教やめたい」
「自分の人生は自分で決めたい」と親に電話したとき
身体が震えた
声も震えたもういい大人なのにね?
それだけ人生に深く影響を与えたのだろう。
震えてでもやめることを伝えた過去の自分には、今でも感謝している。
— カチロー(元宗教二世)しばらくbot (@neutral_kachiro) November 13, 2019
親が新興宗教に入信していたことで、自動的にその子供も入信させられてしまうというのはよく聞く話だ。
しかし、自分自身は決して神を信じておらず、宗教から足抜けしたいと考える二世、三世の人もおり、その苦しい感情をネット上に吐き出している声も散見された。
勧誘や暴言…怪しい宗教の信者の迷惑行為に困っている声も聞かれる
親戚に宗教どっぷり浸かって統合失調症になった人がいるんだけど、娘の誕生日に娘が死ぬだの言われた🤗笑
本当に迷惑よ。 人に負のマインドコントロールするのは最悪。
神の声だの知らんが、人の不幸を平気で言うことがどれほどのことなのか...精神障害持ってようと、言っていいことと悪いことあるw— harapekoooo (@harapekoooo1) December 18, 2021
【悲しい話】
疎遠になってた仲良しな子にご飯誘われたから行ったら宗教勧誘だった— 琴羽ナュ🌷ねぷり (@ukiuki_highball) September 6, 2020
親友に宗教勧誘された。なんか悲しい。
— ハピネスぐちち (@JapanesegJapan1) December 19, 2021
カルト宗教の信者はマインドコントロールの状態に陥っており、世間体や人間関係など気にもせず周りの人に不安を振りまいたり暴言を吐く、またしつこい勧誘をするなど迷惑な行為を繰り返す。
それによって親しかった友人でも絶縁せざるを得ないという状況になり、ますます世間からの孤立を深めてしまう。
以上のネットの声からも読み取れるように、悪質な宗教やカルト集団は一人の人生だけでなく、周りにいる近しい人の生活まで崩壊させてしまうという危険性をはらんだ存在だ。
次項から、その詐欺の種類や手口について詳しく解説をして行こう。
怪しい宗教や危険なカルト集団による詐欺の種類について
除霊や開運のグッズを高額で販売する詐欺
宗教に関わる詐欺のほとんどはいわゆる「霊感商法」と呼ばれるが、その中でも代表的なのは開運や除霊を騙るグッズやお守りなどを高額で売りつけるもの。
壺、数珠、掛け軸、お札など販売する品は宗教によって様々だが、それら全てに共通するのは「高額である」こと。
なんの変哲もない置物やペラペラの紙に何かを書いたものを数万円〜数百万円と法外な値段で信者に売りつける。
一般的な寺院や神社でお守りを売っているが、あれらが1000円前後であることを考えても、最低数万円からするというのは正当性にかける価格設定である。
除霊、御祈祷、お布施を強要する詐欺
「悪霊を祓う」「悪い気を解消する」などと理由をつけて呼び出し、その代金として高額請求を行う詐欺。
信者は完全にその宗教やカルト集団を信じ切っている状態のため、効果がある無しに関わらずありがたがってお金を払ってしまう。
御祈祷や除霊と銘打っていても、その信憑性については誰も証明することなどできないが、ただお金を巻き上げられているだけという状況に気づくのは洗脳状態では難しい。
気づいたら月に何度も数万円の御祈祷料を支払う生活が続き、いつかお金が尽きることになる。
また、お布施として宗教団体やカルト集団にお金を収めるよう強要する場合もある。
その代わりに「パワーを送る」「気の解放をする」というが、パワーや気というものは目に見えるものでないので実際に送っているのか、そしてそれに何か効果があるのかは甚だ疑問である。
スピリチュアルなセミナーや講義で参加費用を騙し取る詐欺
宗教やカルト集団の会員・信者になると、定期的なセミナーやスピリチュアル講義に参加する取り決めがある場合が多い。
信者たちはその会合に足繁く通うが、その度に参加費用として高額な請求も受けることになる。
実質参加も強制されている状況であり、ただただ毎月何万〜何十万とそのセミナーや講義にお金を支払い続ける。
さらにはセミナーや講義の中で商品購入を勧められたり、グループでの御祈祷でさらにオプション費用を取られたりすることも。
セミナー参加費用自体は格安や無料であっても、その中で商品購入を強いられ結局お金を巻き上げられることになるので注意が必要だ。
怪しい宗教や危険なカルト集団による詐欺の手口について
不安や悩みの原因を霊的なものに関連づける
宗教やカルト集団にはまる人は、心の中に何かしらの不安や悩みを抱えて生きている。
例えそれがスピリチュアルな力がなくても解決できる内容だとしても、悪質な宗教やカルト集団は「原因は全て悪霊のせい」「悪い気があなたを取り巻いているからだ」と霊的なものに結びつける。
目に見えない無形の力を頼らねば解決しないと思い込まされた信者は、藁にもすがる気持ちで言われるがままにお金をはらい、スピリチュアルにますます傾倒していくことになる。
マルチ商法的ネットワークを構築し、ビジネス化して会員を増やす
宗教団体、カルト集団はより多くのお金を集めるためには信者をどんどん増やす必要がある。
そこで信者に新規の会員を勧誘させ、裾野を広げていくのであるが、それはいわゆる「マルチ商法」と似たネットワーク形成である。
新人を勧誘したり、グッズを販売した信者にはそれに見合ったインセンティブが支払われたり、多くの新規会員を獲得した信者は教団の中でランクが上がるといったシステムを採用している団体もあり、もはや宗教団体自体がネットワークビジネス化していると言っても良い。
これらは特にまだ規模が小さいカルト宗教でよくみられるケースである。
マルチ商法化している宗教の勧誘は非常にしつこく強引なため迷惑行為としてトラブルに発展することも。
勧誘や借金によって人間関係を破壊し、宗教以外の頼る場所を無くしマインドコントロールする
宗教にはまった人は、上層の信者から勧誘を強制されたり、自ら「良かれと思って」勧誘を始めることが多い。
まず身近な家族や友人・知人を呼び出し、端から勧誘をしていく。
断られ続け勧誘できる相手の持ち玉が切れたら、小中学校時代のクラスメートなど連絡先がわかる人に総当たりでコンタクトをとり次々に声をかける。
しかし、勧誘行為というものは興味がある人以外にはただの迷惑行為であり、さらには見知っている人からのしつこい勧誘は恐怖を感じる人もいる。
その結果どんどんと自分の周りから人がいなくなってしまう。
また、宗教の活動は上記で説明したように多くの出費があり、お金が回らなくなった信者は身近な人にお金の無心をしたり、借金を繰り返すようになるパターンも珍しくない。
勧誘に加え、お金が関わるトラブルは人間関係を簡単に破綻させる。
結果、頼れる友人や家族を失った信者はますます宗教やカルトにはまり込むようになるのだ。
「私の居場所はここしかない」とマインドコントロールされ、悪徳な宗教やカルト集団のいうがまま動く人形になってしまう。
怪しい宗教や危険なカルト集団の見分け方
不安や幸福への希望を煽り、すぐに金銭へ結びつけていないか
信者からお金を搾取することを目的としている宗教やカルト集団の場合、何かあるごとに全てお金に結びつけて話をする。
- 将来が不安→スピリチュアルセミナーに参加すれば解決する
- 病気を治したい→○万円の壺を買えば治る
- 最近何もうまくいかない→悪い霊がついているから除霊しなさい
上記のように、信者の悩みをすぐに霊的なものに結びつけて最終的に除霊グッズやスピリチュアルセミナー、御払いでしか解決しないと持ちかけてお金を支払う流れに持っていく。
そもそも神の力というものはが、お金を支払わなければ働かないものになっていることがおかしい。
何かを言えば「はい、お金」という宗教や団体の場合は詐欺を疑った方が良い。
グッズ購入や会合等の費用・頻度がどんどんエスカレートしていないか
多くの詐欺でも見られる手法として、「初回無料」「初めての方は特別価格」とタダや格安を打ち出すことで人を集めるというものがある。
実は宗教やカルト集団の人集めにおいてもこの手法は大いに使われている。
最初、知人から「無料のセミナーがあるから一緒に行こうよ」と誘われて参加したというのが宗教にはまるきっかけの人も多い。
しかし、詐欺宗教の場合は例外なく二度目以降から何かとお金を請求するようになり、その価格や支払いの頻度もどんどんとエスカレートしていく。
お金が無くて「しばらく会合は休もうかな」という信者に対しても、「後で払えば良い」「立替しておくから」と無理やり参加させ、きっちり後から驚くほどの額の請求をされてしまう。
元々無料で提供できるものが短い期間で爆発的に金銭的価値が上昇することも考えにくく、さらにはスピリチュアルという無形なものは、全く興味がない人にとってはそもそも無価値だ。
金額の釣り上げやセミナー・会合等の頻度をあげることを強制されるようであれば、怪しいと考えて良い。
宗教や集団名、代表者の名前でネット検索をしてみる
悪事を働いている宗教団体やカルト集団であれば、ネット上に何かしらの悪評やネガティブな口コミが落ちている可能性がある。
深く関り合いになる前に、一度グーグルやTwitter等で宗教名、カルト集団名、そして代表者の氏名などで検索をかけてみよう。
もしかしたら、同じような手口で被害にあった人やいま現在進行形で詐欺に苦しんでいる人が見つかるかもしれない。
もちろん称賛する声も検索には引っかかるだろうが、少しでも悪い書き込みや「騙されないで」「注意して」という注意喚起があった場合は、深入りする前に距離をとって逃げた方が良いだろう。
怪しい宗教や危険なカルト集団によって詐欺にあってしまったら状況・情報の整理をしよう【証拠集め・裏付け】
宗教やカルト的な集まりで起きる詐欺は、洗脳状態に陥っていることから「騙された」と気付くのに時間がかかる傾向がある。
詐欺は時間が経てば立つほど被害回復が難しくなっていくので、気づいた時点ですぐに行動を起こすことが大切だ。
まずは慌てず、下記のような情報や証拠が手元にないか確認しよう。
できるだけ多くの証拠を集めておくと、戦う際に有利になる。
- 宗教団体、カルト集団の情報
団体名、代表者名、運営の住所や連絡先、公式サイトがあればURLと画面のスクリーンショット - 被害の詳細
被害額がわかるもの(銀行の振り込みの履歴、クレジットカードの明細、領収書等)
買わされた商品は現物を必ず保管しておく - 宗教団体、カルト集団とのやり取りの記録
メールやLINEなどのメッセージはスクリーンショットしておこう
電話や音声通話は録音できると望ましい
また、団体の人物と直接あった際もICレコーダーやスマホなどで会話を録音しておくと証拠となる情報が入手できることがある
セミナーや祈祷などはグッズと違って無形のものなので、証拠として残すことが難しい。
音声録音や動画撮影などでその怪しい所業をおさえておければ、後々警察や弁護士など第三者の力を頼るときに便利だ。
問い合わせ相談窓口や電話・通報連絡先:実際に怪しい宗教や危険なカルト集団による詐欺にあった場合の解決方法と手順【どこに連絡・相談するべきか?】
①自力解決!?怪しい宗教や危険なカルト集団の運営者へ問い合わせる【運営元とご自身でやり取り】
宗教団体やカルト集団の運営者と連絡が取れる状況ならば、直接問い合わせをしてみるのも解決へ繋がる一つの手段である。
不当だと感じた支払いに関する返金を求める旨を伝え、相手の出方を見てみよう。
ただ、そもそも詐欺を行うことを目的に活動している団体だった場合は、芳しい返事をもらえる可能性は0に近い。
どんなにこちらから申し出をしたところで、逆に言いくるめられて泣き寝入りになってしまう。
また、危険な思想を持つ宗教やカルトの場合、「反逆だ」などと言われて集団リンチや壮絶ないじめを受けるという危険も持ち合わせている。
少しでも身に危険を感じたらすぐに逃げること、そして無理をして相手に立てつかないことも大切だ。
もし、「無理やり買わされた」「勝手に契約を進められた」というような商品やセミナー等がある場合は、購入日や書面を交わした日から8日以内ならばクーリング・オフの対象となることもある。
クーリング・オフが適用できるか確認したい場合は、後ほど紹介する「消費者ホットライン」に電話し、状況を伝えてみると良いだろう。
メリット
- もし相手が返金等の対応をしてくれれば、最も時間と手間がかからない解決方法
- 場合によってはクーリング・オフの対象となることもあり、適用されれば安全にお金を取り戻すことができる
デメリット
- 宗教団体やカルト集団は過激な思想を持っている場合が多く、自分一人で対応するのは危険も伴う
- 一信者の申し出程度では逆に理由をつけて丸め込まれてしまう可能性も
- 被害から時間が経っていればクーリング・オフは適用されない
②怪しい宗教や危険なカルト集団による詐欺について無料で相談できる窓口へ連絡・通報
宗教団体やカルト集団に立ち向かい、被害回復を図るのは個人の力では難しいことがある。
そんな時は一人で抱え込まず、ぜひ勇気を出して第三者の力を頼ってほしい。
周りに頼れる人がいない…という人も、公的機関の相談窓口という心強い見方があなたを必ずサポートしてくれる。
無料かつ、気軽に相談できるので困った時には積極的に利用しよう。
消費者ホットライン
高額な除霊グッズを買わされてしまった、不要なセミナーを無理やり契約させられたなどは、いわゆる消費者トラブルに属する相談事として消費生活センターで話を聞いてもらうことができる。
消費者ホットラインは「188」とダイヤルするだけで全国どこからでもかけることができ、最寄りの消費生活センターへ取次を行ってくれるのでスムーズに相談へ移行でき、おすすめだ。
クーリング・オフについてもこちらの窓口が詳しく案内してくれるので、自分が適用可能なのか、また手続きはどうすれば良いのかという疑問も気軽に質問してみよう。
法テラス
法的な視点からトラブル解決に向けてのアドバイスや、適した法律事務所の紹介などを行っている法テラス。
「弁護士に依頼したいがどこに頼んでいいかわからない」という時も、被害状況のヒアリングから解決を得意とした弁護士を紹介してくれるので安心だ。
法的手続きのわからない点や不安な点についてもアドバイをもらえるので質問してみると良い。
また、費用面の問題で弁護士依頼に不安がある人向けに、費用の分割支払いができる制度も設けているので気になる人は詳細について聞いてみよう。
適格消費者団体
適格消費者団体は消費者財産を守るために内閣総理大臣に認定を受けて設立された団体。
不適切な広告や執拗な勧誘などの行為を、消費者に代わって差し止め請求訴訟を起こして辞めさせることができる。
もし、同じ宗教団体やカルト集団から被害を受けた人が複数集まれば、特定適格消費者団体から集団訴訟を起こし、返金請求を行えることも。
集団訴訟であれば裁判費用も被害者全員で折半できるため出費を押さえることもできる。
多くの信者を抱える団体ほど被害者も多くなる傾向もあるので、周りにいれば声をかけたり、適格消費者団体に同様の被害者がいないか問い合わせてみると良いだろう。
警察相談専用電話
いくら神の力やスピリチュアルなパワーを盾に取ったとしても、信者からお金を巻きあげたり脅しに近い行為で脱会を認めないというのは立派な詐欺行為、そして犯罪にも繋がる行為だ。
特に宗教団体は信者を洗脳状態に陥らせるせいで、犯罪行為を周囲に漏らせないという人も多く、蓋を開けてみたら実は団体内で社会問題レベルの大きな犯罪が行われていたという事例もある。
ぜひ手遅れになる前に、勇気を出して警察へ相談を行ってみてほしい。
警察相談専用電話はその名の通り、緊急性の高い通報でなくとも警察に直接相談が行える窓口だ。
被害の現状を話すことで、どのように行動すべきか警察の目線からのアドバイスを受けることができる。
また、過去の犯罪データから類似の事例や、もしくは同じ宗教団体やカルト集団からの被害回復の例が見つかれば、よりスムーズに問題が解決するかもしれない。
メリット
- 公的な機関が運営している窓口なので、無料で安心して利用できる
- 消費者トラブルなら消費者ホットライン、犯罪関連なら警察などそれぞれの専門知識を持つ相談員からアドバイスや適切な機関の紹介が受けられる
- 同じ宗教・カルト集団から被害を受けている人が多数集まれば集団訴訟を起こして被害回復が図れることも
- 弁護士費用がすぐには払えないという人でも、法テラスの分割払い制度を利用できる可能性がある
デメリット
- 基本的にはアドバイスを目的とした窓口のため、電話したからといって直接解決に動いてもらえるわけではない
- 利用可能な日時が限られているため、場合によっては相談が集中しなかなかつながらないことも
- 同様の被害者を集められなかった場合は個人で裁判を起こさなくてはならない
③法律事務所への依頼で被害金を取り返す!!怪しい宗教や危険なカルト集団による詐欺について弁護士・司法書士へ相談
宗教団体、カルト集団というのは過激な思想で動いていることが多く、一般的な常識が通用しないこともある。
その場合、一個人の力で団体に立ち向かうのは困難であり、さらには心身に危害を及ぼされる危険もあるため、できれば弁護士・司法書士といった法律の力で戦える味方をつけておいた方が安心だ。
依頼をすれば、宗教団体との間に弁護士・司法書士が介入して解決まで導いてくれるため、安心してストレルカら解放されることもできる。
宗教関連の詐欺に強い弁護士もいるため、ネット検索や法テラスへの相談で実績のある適切な法律事務所を見つけて依頼できればなお心強い。
無料相談やネットでの常時相談受け付けを行っている法律事務所も増えてきているので、ファーストコンタクトは昔に比べて段違いにハードルが下がっている。
電話が苦手という人、「こんなことで相談していいの?」と不安な人は、専用の問い合わせフォームやメール・LINE受付をしている事務所へ一度ネットを介して連絡してみてはいかがだろうか。
メリット
- 宗教関連のトラブルは自力解決が難しいため、法律のプロに任せる方がより確実
- 依頼後は団体側と連絡を取ったり会う必要もなく、心身のストレスを軽減できる
- 返金だけでなく、被害に準じた慰謝料や損害賠償請求も行える
デメリット
- 弁護士や司法書士への報酬が発生するため、費用面は事前によく確認が必要
- 被害にあってから時間が経ち過ぎていたり、証拠が不十分の場合解決が難しくなることも
結論:宗教やカルト集団からの被害に遭ったら勇気を出して第三者へ相談を!
人は皆心のどこかに弱い面を持っている。
そのちょっとした隙間や弱みにつけ込んで悪質な詐欺を働く宗教団体やカルト集団は世の中にいくつも存在しており、信者を騙してお金を巻き上げることで私腹を肥やしているのだ。
不安や期待を煽ることで人の心をコントロールし、洗脳状態に陥らせて好き勝手行う行為はモラルも何もなく、許されるものではない。
しかしマインドコントロールされた人間はなかなかその悪事に気づくことができず、詐欺の発覚が遅れたことで手の打ちようがなくなってしまい、泣き寝入りしなければならなかった人もたくさんいる。
また、信者に身近な人への勧誘や借金を強要することで人間関係を破壊して孤独へ追い込む手口により、相談できる相手がいなくなってしまうというのも解決が難しくなる一つの原因だ。
また、スピリチュアル関連の詐欺は、「心理的操作」「マインドコントロール」「ご自身も気付かないレベルでの思い込み」等により、他の詐欺と比べてもあっという間に大金を失ってしまうケースも多く、被害金を取り戻すためには法的措置も必要となってくるだろう。
被害解決において、様々な選択肢や方法があるが、まずはご自身の冷静さを取り戻すことを優先し、被害にあうまでの過程や経緯など、一つ一つ情報を整理することが求められる。
少しでも怪しいと感じたら、勇気を出して誰かへ相談し、第三者の目線で冷静な判断をしてもらおう。
もし身近に宗教に関係がなく相談ができる相手というものがいなくても、公的機関の相談窓口へ連絡すれば良い。
専門の相談員による適切なアドバイスを聞くことで、宗教やカルトのおかしさに気づき、はっきりと目を覚ますこともできるかもしれない。
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■おすすめ②:イーライフ司法書士法人(旧:平栁司法書士事務所) ネット副業詐欺や情報商材詐欺被害の相談&返金に強いイーライフ司法書士法人(旧:平柳司法書士事務所)。 相談料・交渉料・着手金は0円!!依頼費用は詐欺業者から返金額の35%!!お金がない人でも安心。