サクラサイト、婚活・出会い系アプリ詐欺被害で返金する方法・手段

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騙された!?サクラサイト、婚活・出会い系マッチングアプリの詐欺被害にあった場合の解決方法と手順【騙し取られたお金を取り返す・取り戻す】

目次

スマートフォンが広く普及し、コミュニケーションのツールとして活用されるようになった現代。
友人や恋人探しと言った新しい人との出会いにもスマホが活躍する時代になってきている。

インターネットを介した人同士の出会いは、ネットの普及が始まった頃から存在している。
いわゆる「出会い系」と呼ばれるサービスであり、人々が携帯電話を持ち始めた頃からその数は爆発的に増加した。
しかし出会い系サイトをきっかけとした犯罪やトラブルが社会的な問題にまでなり、ネットでの出会いに否定的な意見を持つ人も多い。
ただ、スマホ一人一台が当たり前となった今、ネットでのコミュニケーションに慣れた若年層を中心に「マッチングアプリ」を使って新しい人と知り合うことはもはや当然のように受け入れられているという実情もある。

実際のところインターネットを活用することで、見知らぬ人同士を結びつける「マッチング」は非常に効率化することができ、本気で恋人・結婚相手を探す「婚活」においても、ネット婚活による幸せなカップル成立の実績数は計り知れない。
ネットでの出会いを求めることは、これから先ますます「当たり前」の方法の一つになっていくことは間違い無いだろう。

だが、忘れてはならないのは、インターネットには様々な詐欺が横行しているということ。
こういった出会い系のサイト・アプリも例外ではなく、詐欺やトラブルはいまだ起き続けている。
むしろインターネットの発展やスマホの普及によってさらに幅広い手口、巧妙な騙し口で年齢や性別問わず多くの人が詐欺被害に苦しんでいるのである。

今回はスマホ時代の婚活・出会い系サイト、マッチングアプリにおける詐欺について、種類や手口を解説していく。
ネットで見知らぬ人とやり取りを行うことのリスクを知り、適切な対応を取ることで大きなトラブルを避けられる可能性があるため、ぜひ一読して安心安全な出会いを楽しめるよう知識をつけておこう。

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サクラサイト、婚活・出会い系マッチングアプリ詐欺とは?

そもそも、「出会い系」と聞くと詐欺や犯罪が思い浮かぶ人が多いのでは無いだろうか。
「出会い系」と呼ばれるインターネットサービスは古くは1990年代から存在しているが、その名称が世間に広く認知されたのは出会い系をきっかけとする犯罪が多発しテレビや新聞で報道されたからに他ならない。

いわゆる出会い系サイトに関する注意(警視庁)

知らない人同士がサイト上で知り合い、やり取りののちに実際に会うというのはリスクの多い行動であることは間違いない。
警視庁も上記サイトで注意を呼びかけているように、いまだに犯罪やトラブルの温床となっていることがわかる。

しかし、その一方ネットがなければ出会えなかった素晴らしいマッチングが起こっているのも事実であり、けしてネットを使った出会いや婚活全てが危険で避けるべきものでは無いとも言える。
最近ではスマホアプリ上で簡単に相手を探してメッセージ交換も行えるように進化した「出会い系」はマッチングアプリとも呼ばれ、利用者はかなりの数にのぼる。
うまく使えば優良な出会いがあるが、不注意から詐欺や犯罪の餌食になるリスクもある、まさに紙一重のサービスなのだ。

出会い系と一言で言っても、実はその中にも分類がある。

  • 出会い系サイト・アプリ
  • 婚活サイト・アプリ
  • マッチングサイト・アプリ
  • 街コンサイト・アプリ

ネットを介して出会うという目的は同じだが、「ちょっと暇な時間をつぶす相手が欲しい」というフランクなものから「生涯の伴侶を探したい」という人生をかけたものまで最終的な目標はサービスによって異なるのだ。

「出会い系」にはどんなサービスがある?

出会いたい目的に合わせて様々なサービスが展開されている「出会い系」。
老舗と呼ばれるようなものから、最新のスマホアプリまで多くの運営会社が参入している。
例として有名なサービス提供サイト・アプリをいくつか挙げていこう。

ネット出会い系の走り?老舗の出会い系サイト
  • 華の会
  • ハッピーメール
  • PCMAX
  • わくわくメール

Eメールが個人の連絡ツールになった頃から存在している老舗サービスも未だ健在だ。
多くの人が「出会い系」と聞いてイメージするのはこれらのようなメッセージ交換サイトではないだろうか。
本人確認、年齢確認などが不要で簡単に登録できるサービスが多く、匿名性が高い出会いを求める人に向いている。

最近の主流、マッチングアプリ

スマホの普及後は、スマホで使えるアプリで出会いを求めるのが主流になってきている。
いわゆる「出会い系」と差別化しているのは、アプリの会員登録時に年齢確認は本人確認書類の提出が求められるサービスが多いことだ。
サクラや詐欺の排除のために行っており、出会い系に比べると比較的安心して利用できると言われている。

有名サービスは下記のようなものがある。

  • ペアーズ
  • With
  • タップル
  • クロスミー
  • ティンダー
  • 東カレデート
  • ポイボーイ
本気で結婚したい人向けの婚活アプリ・サイト

「婚活」という言葉が使われるようになって久しいが、昔は身近な人以外で結婚相手を探すには紹介でお見合いをしたり、結婚相談所に登録したりする他なかった。
しかし今では婚活専用のアプリも誕生し、より婚活へのハードルが下がったとも言える。

婚活アプリは他の出会いを求めるアプリよりも、さらに個人情報の登録が必須とされており、本気の人が集まる場所としての管理がなされている。

  • ゼクシィ縁結び
  • marrish
  • youbride
  • match

などが人気の高い婚活アプリだ。

結婚相談所のサービスがネットを介して受けられるオンライン結婚相談所サイトもあり、これらはさらに真剣度が高い人が集まる傾向がある。

  • ペアーズエンゲージ
  • ブライダルネット
  • Yahoo!パートナー
街で出会えるイベントを探す!街コンアプリ・サイト

街コンとは人が多く集まる街のお店でたくさんの異性と出会う場所を提供するという婚活・恋愛イベントだ。
そのイベントの開催を知らせたり、参加の予約ができるのが街コンアプリである。
街コンアプリ・サイトは、イベントの概要や参加条件、日時、会場などから自分が参加できそうな街コンを探すことができる。

街コンでの出会いの特徴としては、出会い系・マッチングアプリ・婚活アプリが一対一の出会いであることに対して、同じ会場に集まる大勢の男女とワイワイ楽しみながら自分に会った異性を探せるという点が挙げられる。
初めて会う人と一対一は緊張する、もっと砕けた感じで会話を楽しみたい、という人には向いているサービスだ。

アプリ、サイトで有名なのは

  • 街コンジャパン
  • まちコン
  • BigLink
  • ルーターズ
  • ゼクシィ縁結びパーティー
  • 街コンMAP

などが挙げられる。

サクラサイトや婚活・出会い系・マッチングアプリで騙された?!

誰でもメールアドレスがあれば簡単に登録できる元祖「出会い系」サイトは、匿名性がある面からもトラブルや犯罪が起こりやすいというのは想像できる。
社会的な問題にもなったことから、近年の出会い系やマッチングアプリ、婚活サイト等は本人書類の提出や年齢確認などが登録時に追加され、トラブル回避の対策をしていると言われている。

そんな現在であっても、上記のようなサービスには詐欺が存在しているのだろうか?
ネットから情報を探ってみた。

婚活・出会い系・マッチングアプリで詐欺にあった、騙されたという人の声

詐欺について調べてみると、出会い系やマッチングアプリで知り合った相手からお金を要求されたり、「会おう」と約束したのにいつまでも会えないという被害報告が非常に多い。
こういった詐欺は、魅力的な異性になりすました犯罪グループや詐欺師が雇ったサクラがマッチング相手である可能性が高い。
気づいた時にはメッセージのやり取りのポイントや月額料金を課金させられていたという被害もよく見られた。

詐欺被害は会えないだけじゃない?マルチや宗教の勧誘にアプリを利用する人も

出会い系の詐欺は会えないというだけではないようだ。
出会い系、婚活、マッチングアプリなどで知り合った相手からマルチ商法やネットワークビジネス、副業に誘われたという体験談もネット上に多く上がっている。
本気で恋人や結婚相手を探している人にとって、せっかくマッチングできてやりとりが始まったのに、お金やビジネス、宗教の話をされたらたまったものではない。
安くない月額利用料を支払っているのに始終勧誘されるようでは、そのアプリやサイトそのものが「詐欺だ」と感じてしまう人がいてもおかしくない。

以上の声から、やはり現在でも出会いを提供するアプリ・サイトでは詐欺やトラブルが発生し続けていることがわかる。
では、次項からその詐欺や犯罪行為について詳しく紹介していこう。

サクラサイト、婚活・出会い系マッチングアプリ詐欺の種類について

会う約束を取り付けてもいつまでも会えない詐欺

出会いを提供するアプリやサイトで知り合い、連絡を取り合う間柄になると次は「実際に会おう」という段階に進んでいく。
しかし、日程や場所を決めても前日や当日にドタキャンを繰り返し、結局いつまで経っても会うことができないという詐欺は非常に多く聞かれる。
出会い系なのに会えないので「出会えない系」などと皮肉って呼ばれることもある詐欺である。

理由をつけて絶対に会わないという時は、相手が詐欺業者やサクラ、異性になりすましているなどの裏がある可能性が高い。
会わずにネット上のやりとりだけを長引かせることでポイント課金や月額をぼったくろうという詐欺サイトの恐れもあるため、早めに見限って関係を経つのが賢明である。

マッチングした相手をサクラサイトへ誘導する詐欺

安全性が高いと言われているマッチングサイトや婚活サイトであっても詐欺が潜んでいることがある。
マッチングした相手が、「今利用しているアプリやサイトではなく、こちらで連絡を取りたい」と急に別サイトへ誘導してくる。
誘導先はサクラサイトと言われるもので、やり取りをするのに高額のポイント購入を強要されたり、月額を請求されたりする。

また、誘導先のサイトで登録時に様々な個人情報を入力させ、その情報を悪徳業者に売ったり悪用するという被害に発展することもあり、金銭面以外の危険もある詐欺だ。

マッチングした人にマルチ商法、副業、宗教などの勧誘を行う詐欺

マッチングアプリや出会い系・婚活サイトで恋人や結婚相手を探しているように見せかけ、マッチングした人に様々な勧誘行為を働くという詐欺もよく聞かれる。
「あなたにおすすめな商品があって紹介したい」と言われ、話を聞いてみるとマルチ商法やネットワークビジネスの押し売りであったり、「あなたを救いたい」と親身になったフリを見せて宗教に勧誘する。
最近では投資やネット副業の勧誘も増加しており、うっかり話に乗ったら登録料やセミナー受講料等で何十万円という請求を受けてしまうことも。

この詐欺の場合、詐欺師は「親切心で」「あなたのことを思って」という台詞で心を揺さぶってくるため、特に真剣に出会いを探している人が引っかかってしまいやすい傾向がある

婚活サイト・アプリを利用した結婚詐欺

結婚に対して焦りを感じやすい30代以降の男女を狙った結婚詐欺も婚活サイトやアプリで横行している。
高学歴・高収入、容姿端麗、社会的地位が高い職業の異性から「結婚」の2文字をちらつかされることで、「この相手を逃すわけにはいかない」と躍起になってしまうとただ詐欺師から搾取されるカモになってしまう。
相手から金銭的な援助を求められても、「意地でも結婚したい」という思いから借金してまでお金を渡すようになってしまう人もいる。

出会って日が浅いのにすぐに結婚の話を持ち出したり、「運命だ」「一目惚れだ」などの言葉を多用して心を揺さぶってくるのが結婚詐欺の常套手段である。
結婚を約束したのにいつまでも家族に会わせてくれなかったり、結婚式の日程や場所などの具体的な話を頑なに避けるようであれば怪しむ必要があるだろう。

会った相手に高額なプレゼントや食事を要求するデート商法

デート商法は古くからある詐欺であり、恋人関係になった異性に対して宝石や高額なエステ等の契約をさせるというもの。
このターゲット探しのために出会い系やマッチングアプリを利用することが増えている。

デート商法を行うにあたって、ルックスが良い男女が仕掛け人になることも少なくなく、「素敵な君になら絶対似合うと思うんだ」「あなたにもっと素敵になってほしい」などと魅力的な異性に言われることで、気持ちの高揚から判断力をなくし大金を使ってしまう人も。
さらにこのデート商法は「恋愛関係にある」と信じ込むことから、相手を疑うことができずに被害に気づくのが遅れるというのも恐ろしいポイントである。

サクラサイト、婚活・出会い系マッチングアプリ詐欺の手口について

サクラが魅力的な異性や芸能人などになりすましメッセージを送ってくる

出会い系、マッチングアプリ、婚活サイトの中には、ユーザーのフリをしている悪徳業者のサクラが混じっていることがある。
サクラは例えば容姿端麗、高学歴で高収入、医者や弁護士などの職業等の人を自称したり、芸能人や芸能人のマネージャーだと名乗ってコンタクトを取ってくる。
魅力的な異性や有名人になりすまし、相手が食いつくように仕向けているのである。

最初はアプリ内やサイト内でメッセージを交換するが、相手が食いついたとなったら「ここではなくて別の場所でメッセージ交換をしたい」と外部サイトに誘導する。
その外部サイトというのがやり取りのために法外な値段のポイント購入が必要だったり、月額会員登録が必須であったりして気づくとかなりの額の請求が送られてくるという手口だ。

もちろん、ほとんどのマッチングアプリや婚活サイト等は、サイト・アプリ内で知り合ったユーザーを外部サイトへ誘導することは禁止されている
素敵な異性や有名人から頼られているという喜びで話に乗ってしまうと、大金を騙し取られたとしても出会いに使った元サイト・アプリは被害回復の手伝いはしてくれないため注意が必要だ。

性的な画像や動画を遅らせ、それをダシにお金を要求する

出会い系、マッチングアプリ等で知り合い、恋人関係に発展した後、「性的な画像や動画を送ってほしい」と相手が言い出す。
これは「恋人だし」と気を許して画像や映像を送った途端、相手は「ばらまかれたくなければ金を払え」と態度を翻してお金を要求してくるという詐欺手口に発展する可能性がある。

特に性的な画像や動画は他の人にバレたらやばいという強い焦りが生じるため、後先考えずお金を支払ってしまう人が多い。
詐欺師からすると非常に使い勝手の良いダシになるので、安易にそういった画像を他人に送ることは危険だと認識しておかねばならない。

出会い系やマッチングアプリは直接会っていない状況でやりとりが始まるため、「顔が見たい」「どんな服着てるの?」など画像を交換する流れになりやすい。
その中で盛り上がって性的な画像まで送ってしまうとこのような詐欺の餌食になってしまうことも。
もし既に送ってしまい、相手から金銭を要求された場合はすぐに支払わず、速やかに警察へ相談しよう。

美人局による高額な請求

「美人局」という詐欺手口は昔から存在しているものの一つだ。
このターゲット探しを近年ではマッチングアプリや出会い系サイトを使って効率化している詐欺グループも存在する。

出会い系などで会った女性とデートをし、食事を楽しんだり性的な関係になったところで、その女性の恋人や夫を名乗る男が現れ「人の女に手を出した」と脅してお金を要求するというのが美人局のやり口だ。
被害額は100万〜数百万円と非常に高額になるが、「会社や家族にバラす」「暴力団の知り合いがいる」等の脅しで追い詰められ、支払わざるを得ない状況へ持ち込まれてしまう。

初期の出会い系サイトでは本人確認なしで利用ができることが多く、その結果この美人局の被害も多発することになった。
現在では登録時に本人確認がされることが増え、美人局を行うことも難しくはなってきているものの、その被害は0にはなっていない。

サクラサイト、婚活・出会い系マッチングアプリの詐欺の見分け方、対策

本人確認を必要としているサイト・アプリか

出会い系における詐欺が多発した理由の一つは、「利用に本人確認が不要だったこと」にある。
本人確認がされない場合は、メールアドレスさえあれば誰でもアカウントを量産できるため、詐欺が紛れ込みやすくなるのだ。

そんな過去から、今は本人確認が必須となっているマッチングアプリや婚活サイトが増えた。
本人確認書類の提出を求めるサイト・アプリであれば、詐欺も登録数を増やすことが難しいため比較的安心して利用できるだろう。
もちろんだからと言って気を抜いていると危険だが、まずは本人確認を行うサイト・アプリを使うというのは詐欺を避ける一つのポイントである。

外部サイトに誘導されたら安易に登録しない

サクラサイトに誘導する手口は色々だ。
出会ったサイト・アプリを使わずにすぐに他のサイトへ誘導してくるユーザーは怪しいと考えて良い。
そして誘導先を開いてしまっても、必ず利用規約や料金体系等を確認し、安易に登録はしないようにしよう。

しっかりサイトを見ずに登録してしまうと、知らずに使っていたら高額な請求が来たり、登録情報を悪用されてしまうリスクが高くなる。

まずは誘導されても元のサイト・アプリではダメなのか聞いてみよう。
頑なに拒否する相手も怪しいと考えて良いし、カモにできないと見ると連絡を絶ってくるかもしれない。

アプリやサイト内でメッセージが送れるのにメールやLINEをしつこく聞いてくるユーザーは注意

外部サイトへの誘導だけでなく、LINEやメールアドレスなどの個人連絡先を聞き出そうとする手口もある。
マッチングアプリや婚活サイト、出会い系アプリはサイト・アプリ上のメッセージ機能でのやり取りが基本であり、相手に個人情報を完全にオープンにせずに連絡を取ることができる。
それにより、怪しいと思ったり詐欺だと感じたら簡単に相手をブロックしたり逃げることができるので安心だ。
しかし、個人連絡先を教えてしまうと、直接相手から連絡がくることになり、しつこい勧誘や脅しから逃げるのが大変になってしまう。

メッセージ機能があるサイト・アプリを利用しているにもかかわらず、すぐにLINEやメールでのやり取りへ誘導しようとするユーザーも詐欺である危険性が高いと認識しておこう。

金銭の要求やクレジットカードの情報を求める相手は詐欺

これは最も重要な話であるが、誠実な出会いを求めている人であれば相手に対して金銭を要求することはあり得ない
特に出会い系やマッチングアプリなどで知り合った相手にお金やクレジットカード情報の開示を求めてくるような人物は詐欺だと断定して問題ない。

しかし、恋愛ともなると人は盲目になりがちだ。
普段なら絶対に断るようなお金の要求でも、恋人や結婚予定の相手となれば気が緩んでしまう。
その判断力の鈍りが詐欺に利用されてしまうため、突然金銭的な援助を求めたり、金融関係の情報を知りたがるのであれば一度頭を冷やして冷静に考えてみよう。


サクラサイト、婚活・出会い系マッチングアプリで詐欺にあってしまったら状況・情報の整理をしよう【証拠集め・裏付け】

出会い系やマッチングアプリで騙されてしまったら、まずは状況の整理と詐欺の証拠集めを始めよう。
被害について警察や消費生活センターに相談したり、弁護士を立てて訴訟を起こす場合にこの証拠がどれだけあるかが重要なポイントとなる。

  • 利用していたマッチングアプリ、婚活サイト、出会い系サイト名
  • 相手に誘導されたサクラサイトのURLや画面のスクリーンショット
  • 相手とのやり取りの記録、スクリーンショット
  • 電話や音声通話をしていたら録音をしておく
  • 相手の情報
    氏名、連絡先(電話番号、メールやLINE)、勤務先、プロフィールなど
  • 金銭的な要求時に振込先に指定された金融機関情報
  • 購入した商品や契約させられたサービスがわかるもの

ネット詐欺の恐ろしいところは、証拠隠滅も容易であること。
特にアプリ・サイト経由でしかやり取りがなかった場合、相手がアカウントを消去することで逃亡されてしまうこともある。
逃げられる前に、詐欺に気づいた段階でできるだけ早く行動を起こすことが大切だ。


問い合わせ相談窓口や電話・通報連絡先:実際にサクラサイト、婚活・出会い系マッチングアプリ詐欺にあった場合の解決方法と手順【どこに連絡・相談するべきか?】

①自力解決!?サクラサイト、婚活・出会い系マッチングアプリを提供していた運営者へ問い合わせる【運営元とご自身でやり取り】

マッチングアプリや婚活サイトの利用中に詐欺にあった場合は、運営会社へ相手の違反行為や受けた被害について連絡を入れてみよう。
あなた側に規約違反がなかった場合は、運営会社が解決へ動いてくれる可能性がある。
特にきちんと本人確認を行っているサイト・アプリであれば、運営側の方で詐欺師の登録情報を確認して相手にコンタクトを取ってくれることも。

ただ、相手に誘導された外部サイトでのやり取りによる課金や、利用サイト外での買い物や食事の料金まではサポートにはならないので気をつけよう。

メリット

  • 運営が登録情報ややり取りの履歴を確認して、問題があれば解決に動いてくれることも
  • 運営が動いたことで加害者側があっさり返金に応じるケースもある
  • 騙された!と気づいた時にすぐに取れる行動

デメリット

  • 誘導されたサクラサイトでの被害やアプリ・サイトではない外部ツールでのやり取りはサポートされない
  • 出会い系の詐欺は悪徳業者が絡んでいることが多く、個人でやり取りをするのはリスクが高い

②サクラサイト、婚活・出会い系マッチングアプリ詐欺について無料で相談できる窓口へ連絡・通報

サクラサイトや婚活・出会い系アプリによる詐欺は個人の力だけで解決するのは難しいケースが多い。
さらに運営もサポートしてくれないとなった時は、起こすべき行動が分からずに時間だけが過ぎ、泣き寝入りになってしまうことも。
そんな時は下記に紹介する公的機関が運営する相談窓口を利用するのがおすすめだ。
被害事例や対処方法などの情報も多く持ち合わせているため、詐欺かどうかの判断がつかない場合や、どこに相談するべきかわからない場合も連絡してみてほしい。

消費者ホットライン(188)

消費者の抱える問題に対して広く対応を行っているのが消費生活センターだ。
各自治体ごとに設置されている消費生活センターだが、咄嗟の時にすぐ連絡先を知っている人は少ない。
そんな時に便利なのが「消費者ホットライン(188)」である。

消費者ホットラインに電話することで、最寄りの消費生活センターに電話を取り次いでくれ、スムーズに相談へ移行出来る。
電話番号も「188(いやや)」とダイヤルするだけで全国どこからでもかけられるので「困った時は188」と覚えておけば安心だ。

消費者庁のホームページ内でもサクラサイト、婚活・出会い系アプリ詐欺について注意喚起をしており、非常に問題視されているトラブルであるためまず最初の相談先として最適だろう。

警察相談専用電話(#9110)

サクラサイト、婚活・出会い系アプリで「騙されたかも?」と感じたら、警察に相談してみるのが得策だ。
警察相談専用電話(#9110)であれば、緊急性がない案件でも警察が直接話を聞き、アドバイスをもらうことができる。
詐欺なのかどうか分からないといった場合も、警察のもつ犯罪事例やトラブルの記録から判断して最適な行動を見定めてくれるので、気軽に相談してみよう。

法テラス

起きている被害状況により、法的措置を検討している時は法テラスに相談を持ちかけてみるのも良い。
法律事務所に相談してみたいが、金銭的に余裕がない人も法テラスであれば安心して利用可能だ。
いざ法的措置をとると決めた時、弁護士や司法書士に対する分割支払いの制度を利用できる場合もある。

適格消費者団体

適格消費者団体は悪質業者から消費者を守るために内閣総理大臣から認可を受けた団体である。
消費者の代わりに悪徳業者による悪質な広告や勧誘をやめさせる「差し止め請求」を行うことができ、それにより被害が止むことも。

また特定適格消費者団体であれば、同じ被害を被っている人が複数集まることで返金請求訴訟を起こすこともでき、被害回復も期待できる。
まずは一度最寄りの適格消費者団体に被害状況を相談し、集団訴訟が起こせる事案かどうか聞いてみるのも良いだろう。
適格消費者団体はコチラ

メリット

  • 相談は無料であり、国の機関が運営している窓口なので安心して利用できる
  • 集団訴訟や弁護士費用の分割払いなど、費用面が不安な人が使える制度を紹介してもらえることも
  • 適格消費者団体による勧誘差し止めによって被害の拡大を抑えることができる

デメリット

  • 原則相談やアドバイスが目的の窓口であるため、連絡したことで直接解決に動いてもらうことは期待できない
  • 特定適格消費者団体による集団訴訟には被害者を複数集める必要がある
  • 公的機関運営の窓口は相談時間が限られてしまい、相談が集中してなかなかつながらないこともある

 

③法律事務所への依頼で被害金を取り返す!!サクラサイト、婚活・出会い系マッチングアプリ詐欺について弁護士・司法書士へ相談

サクラサイトを運営する詐欺会社、そして婚活サイトやマッチングアプリを使って人を騙す詐欺師に対して法的措置を取りたい、きっちりを返金して被害回復をしたいという場合は弁護士や司法書士のいる法律事務所への相談が解決への近道だ。
ネット詐欺に強い法律事務所も存在するため、依頼することで思っていた以上の効果が得られることもある。

特に結婚詐欺やデート商法等で高額な被害を受けてしまった場合はこの方法が最もおすすめである。

もちろん法律事務所に依頼するには費用が発生するが、金額面が不安な場合は無料相談を設けている事務所へ問い合わせをしてみよう。
事前の無料相談で被害の回復確率や、実際にかかる費用の概算などを聞くことができ、納得してから依頼するか否かを決めてもOK。
弁護士や司法書士は得意不得意もあり、また依頼者との相性も重要なため、無料相談を行っている事務所をいくつか訪ねてみるのも有効だ。

メリット

  • 法律の知識や詐欺案件の実績が豊富な弁護士・司法書士が被害解決にあたってくれる
  • 依頼することで悪徳業者や詐欺師と直接やり取りをする必要もなくなり、安心
  • 高額被害を受けた場合は返金によって弁護士費用をまかなえることもあるのでおすすめ

デメリット

  • 被害が少額の場合は、返金されても法律事務所への費用の方が大幅に上回ることも
  • 詐欺師が既に証拠隠滅をして逃亡していたり、サクラサイトがサイトごと消去されていたりすると追い込むのが難しくなる

結論:出会い系・マッチングアプリ・婚活サイトの詐欺は「気付き」が大切!被害にあったらすぐ相談を

インターネットを利用した出会い系やマッチングアプリ、そして婚活サイトの誕生により、恋人や結婚相手を探す効率は飛躍的にアップしたと言える。
友人や親戚の紹介、最寄りの結婚相談所への登録だけでは出会えないような人たちと、サイト・アプリを通じて幅広くコミュニケーションを取れることは大きな魅力だ。

しかし、その反面詐欺師や悪徳業者による騙しの手口も巧妙化し、被害報告も後を絶たない状況である。
特に人の「出会いたい」「恋愛したい」という気持ちを利用した詐欺は、騙されている本人も盲目になってしまい、被害に気づくのが遅れてしまう傾向にある。
そのため、詐欺に気づいた時には既に相手に証拠を消して逃亡され、泣き寝入りになってしまったという人も少なくないのだ。

相手を疑ってばかりいると、せっかくの出会いを台無しにしてしまう可能性もあるが、特にネットを介した出会いの際は慎重さを失わずに行動してほしい。
被害回復をするには、被害者が詐欺に気づくことが大切なので、些細な「怪しさ」を見逃さないようぜひ注意して出会い系・マッチングアプリ・婚活サイトと上手に付き合っていこう。

万が一被害にあってしまったら、警察や消費生活センターなど相談できる窓口はたくさんある。
被害内容的に「相談しにくい」「恥ずかしい」と感じる人もいるが、諦めることなく勇気を出して解決へ動き出そう。
人の気持ちを弄ぶ詐欺師や業者をのさばらせないためにも、できるだけスピーディーな対応で被害回復を勝ち取ってほしい。

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